私は旅行時や宿泊する出張に行く際、ジョギングシューズを持参することが多いです。電車やバスなどの乗り物を使っての移動では気が付かない景色を見ることができるし、現地の空気を感じることができるから。というのは建前で、知らない土地で何か面白いことはないものかと探すのに、散歩がてらジョギングをするというのはとても効率的だからです。
台中へ行ったときにもジョギングシューズを持参し、毎日宿を中心に数キロ走り回りました。ここでポイントとなるのが“早朝”に走るということ。明け方というのは人通りも少なく、夜間と比べれば危険度は低くなりますし、それでいながら夜と朝の雰囲気を一度に楽しめます。ここでは、そんな早朝散歩で発見した台中の別の顔を紹介していきましょう。
台中入りし、ホテルで一旦寝て起きた早朝。基本的にジョギングはシューズだけ持っていけばどこでも楽しめるスポーツです。バスや電車などでは見えない景色を楽しめ、歩いて散策するよりも広範囲を回れるので、旅先で走ることが大好きです。
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台中滞在時、1泊目に利用した宿「ブルースカイ ホテル」。開業した1969年当時の素敵な雰囲気はそのままに、現代風にリノベーションされたホテル。台中屈指の観光スポットである宮原眼科の建築デザインチームが担当しており、一歩足を踏み入れればフォトジェニックな空間が広がっています。個人的な台中おススメ宿トップ10でも不動の上位ランクイン。
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ブルースカイ ホテルを出て数分走ったところで、台中駅が見えてきました。この台中駅は台湾鉄道(在来線)の駅であり、台湾新幹線の台中駅ではありません。両駅は10キロ弱離れた場所にあるため、移動はバスかタクシーがベターでしょう。台北から新幹線で台中へと訪れる際には注意してください。なお、ホテルから行ったところ、西口側にアクセスしました。
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台中駅構内を通り抜けて東口側に出ると、通勤通学で使われているであろうスクーターや自転車が、多数置かれていました。台湾は、全世界でスクーターシェアナンバーワンブランドも有しているスクーター大国であり、市民の生活必需品です。なので台湾全土どこに行っても膨大なスクーターの波を見ることができるのですが、台中駅に置かれている車両をよく見てみると、電動スクーターもかなり多く紛れていることがわかります。日本ではあまり見かけない電動スクーターですが、台湾ではすでにかなり一般的な存在となっていることがわかりました。
台湾の電動スクーターブランド『GOGORO』は、スクーター版テスラの異名を持っており、世界的にも注目されています。スクーターそのものの完成度が高く、ガソリンスクーターよりも速くて快適、さらにポイントとなっているのはそのインフラ整備で、街中のいたるところにバッテリースタンドが置かれており、自車のバッテリーが少なくなったら、そのスタンドで満充電されたバッテリーと入れ替える仕組み。日本においても石垣島でGOGOROのレンタルバイクが採用されています。
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台湾のスクーター事情をかじったところで、再び走り出すと、台中駅の高架下に古い線路やホームが残されているのを見つけました。現在の台中駅は2016年に完成した新しい高架駅であり、以前使われていた駅の一部や線路は国定古跡としてそのまま保存されているのです。なお、この先を進んだら行き止まりだったのでUターン。
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旅先でのジョギングはほどほどに、そろそろホテルに戻りましょう、と思ったところで見つけたのが、日本でもおなじみのコインパーキングブランド「タイムス」。1台湾ドルを4円として計算すると、平日は30分60円、打ち切り24時間で560円。駅の近くにあるコインパーキングとして考えると結構安いですね。ガソリンや高速料金なども日本と比べて安そうなので、いつかはレンタカーで台湾を縦断してみたいものです。
1日目のジョギングで走ったルートマップ。30分ほどで5キロ弱というのは普段走っているデータの半分程度。体力を残しておかないと、日中に響くので気晴らし程度で抑えます。今回は「ブルースカイホテル」に泊まったため、台中公園や朝食が食べられる台中第二市場が近いところをジョギングしてみました。市場の探索からのスタートも楽しいですよ。市場の様子は次回、紹介します。
『1969藍天飯店(ブルースカイホテル)』
400台中市中區市府路38號
https://www.1969blueskyhotel.com/jp/
Photo & Text:Dan Komatsu
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