MOBILITY

2020.07.10

懐かしのランタボが1/24キット化! 三菱 ランサー EX 1800GSR ターボを製作する

三菱 ランサー EX 1800GSR ターボ(インタークーラー)ハセガワ 1/24プラモデル 

丸みをおびたデザインの初代ランサーから一転、イタリア人デザイナー、アルド・セッサーノの手によるボクシーなスタイリングに生まれ変わった2 代目ランサー。今日では「ランサーEXターボ」のイメージが強い。

2 代目にスイッチした1979 年当初は前年より施行された排ガス規制の影響もあり、1.4と1.6リッターのみのラインナップという少々地味なコンパクトセダンであった。しかし1981年のマイナーチェンジに合わせ、トップグレードとして足周りやトランスミッションを強化した1800GSRターボがイメージを刷新する。後々のイメージの中核を成す、いわゆる「ランサーEXターボ」である。

更に2年後の1983 年、ランサーEX ターボには空冷式インタークーラーが追加され、エンジン出力はMC前の135馬力から160 馬力まで上昇、ブレーキやボディの強化も施され、バンパーも輸出用と同様のエアダム一体型となった。1981年からのWRCへの参戦も後押しして、ランサーEX ターボは国内外で一気に人気を高めた。

そしてこの度、この1983 年以降の後期型ランサーEXターボがハセガワより完全新金型でリリースされることになった。おそらく読者諸兄にとっても「ランサーEXターボ」と言えばコレ!的なモデルであろう。

往年のネオヒストリック系車種! ハセガワの気合が窺える



近年ハセガワからはネオヒストリック系車種のキット化が顕著で、そのいずれかのキットを制作された読者も多いと思う。このランサーEXターボもそんな昨今のハセガワのフォーマットに則って製品化されている。徹底した実車取材によるディフォルメを排したボディ、塗り分けのしやすさと立体感を両立したインテリア、精緻に再現されたシャシーや
足周り、各種エンブレムだけでなくサイドモールやマッドガードにまで車名やTURBOの文字がモールドされるなど、ハセガワの気合いが窺える。

今回の作例はハセガワより提供を受けたテストショットを制作したため、一部製品版とは成形色やデカール等が異なるが、大まかな部分はそのままなのでその点をご考慮いただきたい。組み立てはもちろん近年のハセガワカーモデルの通
例通りパーツ精度は高く、仮組みが要らない程バチピタである。組み立て説明書通りに進めれば難なく完成までたどり着ける。

ただし今後のバリエーション展開を考慮してあるのだろう、一部パーツやボディ等にピンバイスで指定された径の開孔や不必要なモールドの除去が必要となる。塗装してしまったボディ等に後から加工するのは塗装が欠けたりするリスクが伴うので、事前に確認、加工しておく事をお勧めする。

さて完成したランサーEXターボはとても佇まいが良く、どの角度から眺めても違和感が無い。もちろん5ナンバー枠に収まるサイズながら居住性と躍動感を両立させたスタイリングもそのまま、1/24 になっても小気味良いコンパクト感
である。

車高やトレッド幅も、カタログ写真の様な程良い精悍さを感じさせる。前述した別パーツとなるエンブレムやサイドモール等の細やかなモールドもリアリティ向上に上手く加味しており、完成時の満足度も非常に高い。

このレポートを書いている時点でハセガワからの発売日アナウンスは6月26日頃とのこと。本誌の発売日を鑑みてもあとひと月程でリリースされる事になる。リリースを待ちわびたモデラー、読者諸氏には「待った甲斐があるぞ!」と声を大にして伝えたい。



Modelcars vol.290より掲載

text & modeling : Fumihiro YOSHIDA(吉田史洋)photo:服部好弘

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