MOBILITY

2020.07.12

'60sブリティッシュ・スポーツの雄、トライアンフTR4をモディファイしサーキットを楽しむ!

1965 Triumph TR4A

VINTAGE LIFE vol.22内の特集「Festival of SIDEWAY TROPHY」の中から’60sブリティッシュ・スポーツの雄、トライアンフTR4を紹介していく。

ジョバンニ・ミケロッティの手による端正なボディ

「もし何か1台、ヒストリック・スポーツを手にできるとしたら?」エンスージァストを悩ませるこの永遠の問いかけに対し、個人的に最近気になっているのがトライアンフTR4だ。

TR3譲りのメカニズムにジョバンニ・ミケロッティの手による端正なボディを纏ったTR4は1961年に登場。エンジンは基本的にTR3と同じ、タフでパワフルな2.1ℓの直列4気筒OHV。写真の車両はキャブをウェバーに替えるなどチューンナップされている。64年にはリア・サスペンションがリジッドからセミトレーリングアームの独立式になったTR4Aへと進化したほか、67年には2.5ℓ直6OHVを搭載したTR5もデビューしている。

またTR4は当時のモータースポーツ・シーンでも活躍。ワークスの手でモンテカルロ・ラリーやセブリング12時間に挑戦したほか、アメリカではワークス格のグループ44がSCCAで大活躍。また日本最初の本格的自動車レースとなった第1回日本グランプリにも数台が出場している。

ソリッドなフィールのTR4、コントローラブルで乗り心地の良いTR4A、パワフルなTR5。それぞれが実に魅力的で、どれがベストと断言するのは難しいが、街乗りを楽しむもよし、クラシックカーの公道ラリーに参加するもよし、そしてこのTR4Aのようにレーシング・モディファイを施してサーキット・レースを楽しむもよし、と1台で様々な遊び方ができる(パーツの供給状況が安定しているのも強みだ)のが最大の魅力だ。


ローダウンされたサスペンション、前後バンパーレスのボディ、そしてブラックアウトされたワイドなワイヤーホイールが迫力なTR4A。60年代のGTレースには欠かせない存在。


レーシングモディファイされ迫力あるリアビュー。この個体は当時純正オプションで用意された“サリートップ”と呼ばれるルーフ部のみ脱着可能な変則ハードトップを装着している。

取材協力:festival of SIDEWAY TROPHY
https://sidewaytrophy.com

 Text : Yoshio Fujiwara photo:Soichi Kageyama

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