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2020.07.13

まるでネオ東京「AKIRA」の世界! 台湾台中の元市場で楽しむハンドドリップコーヒー

國立台灣美術館の向かいにある、忠信市場。市場といっても、その機能はほぼなく、一歩足を踏み入れるとそこは、スチームパンク的な廃墟感溢れる光景が拡がっている。

ここに足を踏み入れて思ったのが、大友克洋氏が1982年に2020年の東京を描いた漫画「AKIRA」に出てくるネオ東京のアジト。建物の錆、微妙な漢字の看板、剥き出しの配管に壊れかけたタイル。そのまま映画のセットのようだ。

元々この市場は1968年に建てられたということで、近くには米軍宿舎があり賑わっていたということだが、その後アメリカとの国交が立たれ衰退。空き店舗は住居として使われていったとのことだ。

この光景に魅力を感じた若者たちが、ここ10年の間に次々と店舗のリノベーションを行い、ギャラリーやアンティークショップなどをオープンさせていったということだが、その一角にあるのが、“奉咖啡(フォンカーフェイ)”というカフェである。



市場の角にあるが、市場自体が屋内のため、間仕切りがない開放的な雰囲気。店内にはクラシックがかかり、元々はコーヒーの商社で働いていたというオーナー、方さんこだわりのハンドドリップでコーヒーを入れてくれる。本棚には「AKIRA」が並べられているが、方さんも大の大友克洋ファンだという。

一切壁がない完全なオープンスペース、長椅子に座って美味しいコーヒーを飲んでいるとタイムスリップしたのか未来にいるのか。はたまた日本なのかどこなのか、とにかく不思議な感覚におそわれる。建物は3階建てで3階はアトリエスペース、2階は畳が楽しめるが、忠信市場の雰囲気が共に味わえる1階がオススメだ。

観光ガイド的でない、懐かしくも近未来的な台中を味わいたいなら、ぜひこのエリアへ。奉咖啡の周囲を散策するだけで、スマホのカメラに何十枚もの画像が増えてしまうことだろう。

方さんが選んだ豆をハンドドリップで淹れてくれたコーヒー。価格は180NTD程度。


address:台中市西區五權西路一段57巷2弄7號
tel:0972-872792
営業時間:14:00〜22:00(月曜定休)
FB:https://www.facebook.com/presentcafe

text:近藤浩之

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