OUTDOOR

2020.07.17

ニワトリを飼い、ハチミツを採る。サステイナブルな都会的農園ライフをサポートする、ポートランドの雑貨店

遺伝子組み換えをしていない、オーガニックなレニーズガーデンの種。パッケージデザインが見事

日々の暮らしに農園スタイルを取り入れる、アーバンファーミング。オレゴン州のポートランドでは、ミツバチを家で飼いハチミツを採集しニワトリを育て、卵を食べるなど、環境を意識する土地柄もあり農園的な暮らしを楽しんでいる方が多い。ちょっとした庭でホップを育て自家製ビールを楽しむ方も多く、とにかく手作りが大好きなようだ。ここでは、雑誌HUNTがかつて紹介した、アーバンファーミングを支えるショップを紹介していこう。
 
「セルウッド・ホームステッド・サプライ」は、暮らしに関するサステイナブルな材料や道具、肥料、書物などを販売する雑貨店。ホームステッドは自作農場を意味する言葉で、ネーミングはずばり「アーバンファーミングを楽しむ方たちに向けたお店」という意味になっている。
 
家庭菜園を楽しむためには、ホームセンターに行けばひととおりのものが揃うが、この店では昔から伝統的に使われていて、これからも長く使える定番の道具や、遺伝子組み換えのされていない種やオーガニックにこだわった肥料、地元ポートランドやメイドインUSAにこだわったアイテムを中心にセレクトされている。ジョウロや鳥の餌箱といった日用品、How to本や植物の種にいたるまで、どれもデザインや色使いがなんとも可愛らしい。

電力に頼らない、遺伝子組み換えでない、環境に優しい生活


 
中には、アメリカでもこんなアイテムがまだ販売されているのかと驚くようなものも! ブリキの洗濯板やりんごの果汁を絞るための古めかしいプレス器、バネ式の秤、昔ながらの陶器でできた漬物瓶などもラインナップされている。
 
それら道具はどれも電気を使わない手動の商品で、おまけにプラスチック製品ではなく、永く使うことができるものが中心。素材はリサイクルでき、環境負荷もかけない鉄、ガラス、陶器、木などでできており、それが新品なのになんとも懐かしい雰囲気をかもしだしているのだ。


 
エネルギーをなるべく使わず、食べ物を自分で育て、収穫する。そんな昔ながらのシンプルな循環型ライフスタイルを見直そうとする動きは、意識の高いポートランドで早い時期から実践されていた。最近では日本でもSDGSをきっかけにサステイナブルという言葉が生活のキーワードになってきているが「セルウッド・ホームステッド・サプライ」は、ライフスタイルを見直すコロナ時代にこそ訪れたい、そんな店であった。
 
残念ながら現在はCLOSEしているようだが、またポートランドで復活することを祈りつつ、当時の写真をまとめてアップしておきたい。興味のある方はその可愛らしいラインナップをぜひ眺めていただきたい。

text&photo/Soichi KAGEYAMA

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