MOBILITY

2020.07.19

レースの主役! ジウジアーロ・デザインの流麗クーペ「アルファ・ロメオ・ジュリア・シリーズ」

1966 Alfa Romeo 1600GTV 1966年に登場したジュリア・スプリ ントGTヴェローチェ。スタンダード仕様で109HPを発生する1570cc直4DOHCを搭載する。

VINTAGE LIFE vol.22内の特集「サイドウェイ・トロフィー」の中から、レース主役の1台として欠かすことができない、アルファ・ロメオ・ジュリア・シリーズを紹介していく。
 
創設以来、高性能高級車メーカーとして名を馳せたアルファロメオだが、1950年発表の1900以降、一般向けのマスプロダクト・メーカーへと転身。1954年には2ドア・クーペのジュリエッタを発売し、スポーツモデルにも力を入れるようになる。
 
そのひとつの完成形と言えるのが、1962年発表のジュリア・シリーズだ。最初に4ドア・セダン、そして63年にベルトーネ時代のジョルジェット・ジウジアーロによる流麗なデザインのクーペが登場する。当初は1.6ℓ105HPのスプリントGTのみの設定だったが、1.3ℓの弟分、GT1300ジュニアを追加。その後67年にボディのマイチェンを行い1750cc、2000ccと排気量を拡大していき、77 年まで生産されるロングセラーとなったのである。


1966 Alfa Romeo 1600GTV

軽量ボディとパワフルエンジンでデビュー直後からレースで活躍
 
また、軽量なボディとパワフルなエンジンを生かして、デビュー直後からツーリングカー・レース、ラリーでも活躍。65 年にはワークスの開発部門であるアウトデルタから、各部をアルミ化した軽量ボディにツイン・インジェクションのDOHC ユニットを組み込んだコンペティション仕様のGTA(AはAlleggerita=軽量の意)が送り出される。
 
こうしてヨーロッパ中のサーキットにGTA旋風が吹き荒れるのだが、1.6ℓに加え1.3ℓも用意されたGTAのライバルとなったのが、ロータス・コーティナ、ミニ・クーパーといった英国勢であった。
 
サイドウェイ・トロフィーで繰り広げられるのは、まさに当時の再現シーンだ。コーティナやミニの追撃を振り切り、コーナーで片輪を浮かせながら踏んばるジュリアの姿は、素直にカッコイイ!


1967 Alfa Romeo 1300GT Junior
こちらは67年式のジュリア1300GTジュニア。フロントに付くリップやホイール、Sタイヤなど現代的なモディファイが施されているのでサイドウェイ ・トロフィーの本戦に出場することはできないが、そういった車両のために“ RACメモリアル・ラン”というスポーツ走行枠も用意されている。



取材協力:サイドウェイ・トロフィー
https://sidewaytrophy.com

text : Yoshio Fujiwara photo:Soichi Kageyama

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