MOBILITY

2020.07.23

クラシックVWとポルシェが2台収まる、シンプル&モダンガレージ。建築家もVWとポルシェオーナー!

空冷エンジン車が並ぶガレージ。’62年式VWタイプ1と、近年人気と値段が高騰している’66年式ポルシェ912が収まる。

三重県のとある眺望のいい高台に建てられたF邸は、空冷フォルクスワーゲンが好きで所有歴が30年以上になるFさんご家族がオーダーしたガレージハウス。

この家を設計したのは滋賀県に事務所を構える『近畿営繕工務店』の松並さんで、彼も空冷VWとポルシェと所有している。施主のFさんと、松並さんの出会いもまさに空冷VW。三重県鈴鹿市に店を構える『Manny’s Auto』で出会ったことがきっかけで、松並さんが建てたガレージ付きの自邸を見て依頼を決意したそうだ。
 
躯体の基本設計は『近畿営繕工務店』で行なったものの、その設計図をベースにFさんが無料のソフトを使って3D化。立体データでスケールを確認しながら外壁のガルバリウム鋼板や、塗装のカラーを選ぶなど細かなところまでFさんの意見を反映。長く住むことを考えてシンプルにデザインをしたほか、海外の住宅デザインや、日本の雑誌やネットで情報を収集するなど時間を費やしたという。
 
ガレージサイズはあらかじめ所有していた空冷フォルクスワーゲンのサイズを基本に、もう1台大型のSUVが入る大きさを想定して2台分をビルトインできるように設計。ガレージドアは一台ずつ2枚設置、大型SUVが入るガレージの全長を伸ばしたために、建物正面からはガレージがオフセットされてレイアウトされ、それがかえってモダンな雰囲気を演出している。
 
同じ趣味を持つ建築家に頼み理想のガレージを


 
ガレージ内から室内へ入れるほか、玄関からアプローチまで雨に濡れないでクルマに乗り降りができるポーチなど、あらゆる場面を想定して、設計がなされている。高台ということで、リビングの窓から夜景がよく見える工夫と、プライバシーの確保を両立したプランにしたこともポイント。他にも2階はFさんご家族のリビングと寝室とし1階にご両親の部屋を設けるなどゾーンを分ける、二世帯住宅で住みやすい工夫もされている
 
Fさんが導入してよかったのは、ガス式の温水床暖房と衣料乾燥機。どちらも大変使い勝手がよく、とくにガス給湯器でお湯を沸かし温水をパイプに循環させて部屋を暖める温水式床暖房は、ランニングコストで大きなメリットがあるという。
 
Fさんは、同じ趣味で出会った工務店の松並さんに依頼ができたことで、「自分の趣味を理解してもらい、希望を気軽に言えたことで、ストレスなく楽しく家づくりができました。今後はまだ手がつけていないガーデンを整備したいですね」と語っていた。
 


取材協力:近畿営繕工務店
mail:kinkieizen@hotmail.com

ガレージのある家 BEST100 vol.6より掲載

photo / Dan KOMATSU(小松 男) Text / Jun ISHIHARA(石原 淳) 

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