世界の楽しい自転車ショップをPEDALSPEEDのアーカイブから紹介。ここではロンドンの「ブリックレーンバイクス」を紹介する。
ロンドン東部のブリックレーンは留学生やアーティストが部屋をシェアして住んでおり、粋なナイトクラブやカフェも次々と生まれ、お洒落なエリアとして注目されている。
そんな同街のメインストリートに、街の名前をそのまま冠したのが「ブリックレーンバイクス」という自転車ショップ。ブラックアウトされた外観にロゴ、店の扉を開けると「アッ」と驚く光景が広がっている。
天井にはフレーム、フレーム、そしてフレーム!! そこにはトラック、ロードを問わず1960年代から現在に至るまでの名品、珍品フレームがところせましと掛けられているのだ。とにかく圧巻のひと言。自転車パーツとフレームの森だ。
ロンドンのショップから世界にBLBブランドを発信
鼻ピアスが特徴の同店スタッフ、Joeに詳しく聞けば、イタリアに強いコネクションを持っており、定期的に大量のフレームを仕入れているのだが、そのフレームは片っ端から売れていくのだとか。
このショップは当初、英国で最初のトラックバイクショップを作ることで、この小さなショップはヨーロッパのヴィンテージトラックバイク好きのメッカに成長。ヴィンテージクラシックからアーバンライドに対応した自転車まで、さまざまなパーツが満載され、顧客に応じた世界に一台のカスタム自転車を組み上げてくれる。
最近では、高品質でスタイリッシュな自転車パーツを求める声に応え、ショップオリジナルブランド「BLB」をリリースし、ECで世界中に販売。ロンドンから、個性を称え、情熱を持ってオーダーメイド自転車の素晴らしさを発信しているのだ。
左右の鼻をとおすリングがお茶目なJOEは、Brick Lane Bikesの顔ともいえる存在。明るい性格と丁寧な対応で、常連さんからも人気が高いようだ。そんな彼が駆るのは、1939年に創業したイタリアの老舗工房OLMOのファニーバイクであった。

イタリアのCyclo-Moto-Scambioという自転車店がプロデュースするオリジナルフレームが“CARLA”。ここに紹介するロードフレーム以外にもトラックフレーム、クルーザーフレームなど様々なタイプをラインナップしている。ROSSINのようなカラーリングも粋!? PEDAL SPEEDより掲載