LIFE STYLE

2020.08.04

1940年代 複雑化を極めたクロノグラフの逸品を一挙紹介! 迫力あるブラックダイヤルのヴィンテージは近年人気急上昇中

1940’s LEONIDAS CALATRAVA CHRONOGRAPH

1910年代から30年代と懐中時計から進化を遂げていった様々な腕時計。1940年代に新たな機能が様々に追加されて複雑化していったクロノグラフたち。機械式腕時計の技術としては最高峰とよばれる、1940年代の名作クロノグラフを「プライベートアイズ」のコレクションから紹介させていただく。
 
第一次世界大戦がはじまった1914年、スイスの時計職人レイモンド兄弟が創業したバルジュー社より、クロノグラフの名機バルジュー22が発売される。このムーブメントは、今回紹介するロレックスカラトラバクロノグラフやレオニダスにも採用され、さらに1916年には、より小型化したバルジュー23が登場。
 
このムーブメントは1974年までこのムーブメントは生産され続け、バルジューはその完成度の高さからロレックス、ロンジン、パテック、ブレゲなど高級クロノグラフのムーブメントとして採用されていく。


 
その後1930年代には腕時計が懐中時計の需要を上回り、腕時計クロノグラフは一気に普及するこに。これは、スポーツの普及や戦争の影響などで、計測機能の需要が大きく高まったことによるといわれているが、クロノグラフのムーブメントも次々と進化を遂げていく。それまでの懐中時計と同様、モノプッシュが基本だったクロノグラフが、1933年ブライトリングの特許により2つのプッシュボタンが登場。
 
その後、計測中でもクロノグラフの針がゼロ位置にリセットされるフライバック機能がロンジンより発明され、12時間積算計が開発されるなどさらに複雑化していく。今回紹介しているブライトリングの傑作クロノマットは、ムーンフェイズ、ポインターデイト機能を付加したCal184を搭載する最高峰のクロノグラフだ。
 
ブランド、素材、ダイアルのカラーにより様々な表情を見せるヴィンテージウォッチを、じっくりとご覧いただきたい。


1940’s BREITLING CHRONOMAT MOONPHASE
ブライトリングの傑作クロノマットに12時間積算計、ムーンフェイズ、ポインターデイト機能を付加したCal.184を搭載する、最高峰のクロノグラフ。中でも18KYGは大変希少で、未使用というこの上ない品物。未使用品。Ref.801。Cal.ヴィーナス184。18KYG。36㎜。ASK。


1940’s ROLEX CALATRAVA CHRONOGRAPH
いるロレックスでは珍しい、非防水仕様のクロノグラフ。中でも最も人気の高いカラトラバデザイン。ダイヤルもブラウンとブラックのツートンカラーというレア中のレアモデル。Ref.2508。Cal. バルジュー22 。18KRG 。36 ㎜。ブラックツートンダイヤル。ASK。


1950’s UNIVERSAL GENEVE TRI-COMPAX
トリコンパックスでは珍しい37㎜ローズゴールド。中でもピンクのカラーダイヤルはとても希少。直径約31㎜のCal.481搭載ならではのダイヤル中央にレイアウトされた4インダイヤルデザインがユニークな表情を魅せている。Ref.12296 。Cal.ユニバーサル481。18KRG。37㎜。オーバーサイズ。ピンクダイヤル。取材当時参考価格:220万円+税。


1940’s LEONIDAS CALATRAVA CHRONOGRAPH
40年代では珍しい3レジスタークロノグラフで、非防水ながらも重厚感ある造りの38㎜オーバーサイズケースや、風合い良く経年変化した大振りなルミナスアラビックナンバーのブラックダイヤルが、ミリタリーウオッチを彷彿とさせる素晴らしいテイストを魅せている。のちのブライトリングの傑作ナビタイマーに搭載される、ヴィーナス社製の名機Cal.178を搭載。Ref.734。Cal.ヴィーナス178。SS。38㎜。ブラックダイヤル。取材当時参考価格:88万円+税。

取材協力:プライベートアイズ 
https://watchnet.co.jp

VINTAGE LIFE vol.21より掲載

Photo:Noboru Kurimura Text:Soichi Kageyama

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