MOBILITY

2020.08.05

星野一義が駆る、角目4灯シルビア・スーパーシルエット! フロントエアダムの大型化で迫力の後半線使用へモディファイ!

日産シルビア・スーパーシルエット ◉アオシマ1/24 ◉作例制作:秦 正史

1979年、日産がスーパーシルエットレースに参戦、1981年にシルビアターボとガゼールターボ2台の兄弟車をエントリー。星野一義が駆る白いボディのシルビアターボはこの年デビューとともに優勝し、スーパーシルエット伝説が幕をあけることとなる。
 
1983年、市販車のシルビアが角目4灯のS110型からリトラクタブルライトのS12型にフルモデルチェンジしたことから星野のシルビアターボも、S12型をイメージしたボディカウルに変更。今回の作例は角目4灯最後のモデルを1/24モデルで制作したものだ。
 
キットは無論アオシマのもの。最近の再販で、綿密な考証に基づくデカールが付属するようになっており、その価値をさらに高めたと言って良いだろう。当初は、あまり難しいことを言わずに素組みするつもりであった。つまり、デカールの指示などもキットに従うつもりだったのだが、結局は、フロントエアダムを幅広にモディファイした後期仕様として制作した。

キットを2つ使い、当時の実車を再現


ネットの検索で1983年5月という注釈つきの画像を見つけられたこともあり、’83年GC第二戦の富士グラン250kmというのが、作例で再現した仕様である。ひとつ残念なのは、横長のIMPULロゴのデカールが2枚しか入っていなかったこと。この仕様を作るには、これが4枚必要なのである。
 
さらに、キットのデカールには黄色+青帯部分が一部不足しているので(リアエンド用。ボディ形状に馴染ませるのが不可能なため省略したと思われる)、これに対応するためもあり、キットを2個用意して制作することとなったき。


 
前述の通り、黄色の部分についてはデカールが付属するのだが、リアエンド部分が不足すること、および色あいがどうも当時の実車と異なるようなので、作例では塗り分けで再現し、デカールから青い縁取りのみ切り出して貼ることとした。デカールの黄色部分はほとんどレモンイエローなのだが、実車はクロームイエロー、写真によってはかなりオレンジに近い色あいのようである。
 
本だけであれば印刷により色味が変わったとも考えられるが、YouTubeで見つけた動画でもキャメルイエロー的な色あいであったので、作例はこちらに寄せている。ただし、S12顔の現存車はデカールに近い色味に見える写真もあるので、どこかの時点で色を変えたのかもしれない。


資料を元に補器やメーター位置にアレンジを加えたコクピット。シートベルトはスタジオ27のものを装着、青いベルトのWILLANSなのは実車の通り。パイピングは推測を交えて目立つもののみを装着、メッシュホースはバルケッタのメタルパーツを使用した。



①後期仕様ではエアダムが拡幅されている。厚めのプラ帯を貼り重ねて造形した。②接着しては余分を切り落とし、前面と側面を平らに均す。これを繰り返し、③丁度良い所まで拡がったら、上方へと伸ばしていく。ここは太いプラ角棒から切り出して接着した。

modelcars vol.291 特集『スーパーシルエット列伝』より一部を編集

photo:Yoshihiro-HATTORI(服部佳洋) text:Masashi-HATA(秦 正史)

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