MOBILITY

2020.08.09

懐かしの910ブルーバード・スーパーシルエット! '82年のコカコーラカラーをアオシマの1/24で再現してみた

'82 日産ブルーバード・スーパーシルエット ◉アオシマ1/24 ◉作例制作:Ken-1

小型車のベストセラーとして高い評価を獲得した6代目、日産ブルーバード(910)は、国内外のモータースポーツでも活躍。スカイライン・シルビアとともに「グループ5」規定のスーパーシルエットレースへも参戦し、そのエンジンはLZ20B型ターボ、最高出力570馬力を誇り、当時のF1を超える出力を誇っていた。
 
日産シルエットターボ軍団の中で最も輝かしい戦績を収めたのは1983(昭和58)年、このブルーバード・スーパーシルエットで、柳田春人のドライブで全10戦中4勝し、シリーズチャンピオンを獲得している。作例はその前の年である’82年仕様をアオシマ1/24で再現した。
 
作例制作において、modelcars編集部からのオーダーはコーラカラーのブルーバードだったのだが、残念ながらそのキットは現在絶版。そのため、デカールを新たに作り起こすことでなんとか実現させることに成功した。現状ではやはり、ロゴの版権など様々な理由からコカコーラカラーの再販は難しいようだ。

毎戦仕様変更をしていたブルーバード・スーバーシルエット


 
制作にあたっていろいろ調べていったが、このブルーバード・スーパーシルエットは、クルマ自体の仕様変更が多く、毎戦違いが加えられていることが分かった。具体的には前半戦と後半戦でフロントフェイスの処理が結構違っていたりするようである。

そしてコカ・コーラ仕様として発売されていたキット自体も、パッケージには前半戦の第2戦の写真が使われているが、中身のパーツ形状やマーキングは写真とは違う最終戦仕様となり結構悩ましい。色々悩んだ結果、ここで再現したのはパッケージの仕様で、基本的には当時の実写の印象とは違うフロント周りを修正していくのだが、ここが違うという明確なポイントはこちらにもないため、最短で答えを出すのに非常に苦戦した。
 
ちなみにコクピットは資料を元に推測も交えてディテールアップ。キットのコクピットはスカイラインと共通のパーツだが、実車のモノコックは市販車とは全くちがうので、これで正解なのだと思う。


キット自体は登場からそれなりの年月が経っており、まだモーターライズの香りが色濃く残っているが、それでも内装パーツなどはよく再現されている。しかし、今の目には厳しい部分もあり、特にボディ形状は過剰に角ばった印象が否めない。

どこが違うという明確な違和感を放つポイントはないが、微妙な違いが積み重なって、そのまま組み立てると似ているけどもなんか違う、という感じになってしまう。なので、今回はそのあたりの違和感を徹底的に洗い出し、修正してみることにした。
 
塗装はシンプルにクレオスのC3レッドを使用しているが、ムラや塗り重ねによる色あいの違いが起きやすい色でもあるため、発色しやすいガイアのブライトレッドで一度全体を均一に発色させてから上塗りしてやると、そういったトラブルを回避可能。これはベースカラーを変えれば他の色でも応用が利くので、是非試して頂きたい。

作例制作:Ken-1

modelcars vol.291 特集スーパーシルエット列伝より抜粋

photo:Yoshihiro-HATTORI(服部佳洋) text:Masashi-HATA(秦 正史) editorial design:

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