TRAVEL

2020.08.28

RM的台湾・台中鉄道見聞録 その4「台中から世界へ展開する傘の奥深き世界、そして最後の晩餐へ」


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 OKUMAから続いて向かった施設は、台74線自動車専用道路の太原インターチェンジ近くにある「大振豐雨洋傘觀光工廠」。ここは台湾の傘メーカーである大振豊洋傘会社が運営する店舗兼ミュージアムで、自社製品のほかに海外の高級洋傘も展示・販売する。日本ではあまり馴染みのないメーカーだが、台湾国内はもちろん、海外での知名度は高いという。



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 早速立派なビルに足を踏み入れると、巨大な吹き抜けにカラフルな傘が並べられたオブジェがそびえ立つエントランスに目を奪われる。1階はミュージアムも兼ねた売り場で、世界で75店舗しか扱えないイタリア製の高級傘も展示・販売されている。そして2階には、大振豊洋傘の様々な製品がびっしりと陳列されている。この日は創業者の会長さん直々の案内で人気の自立式傘(傘立てが無くても立てられて、なおかつ床に雨水が落ちない優れもの)を解説してもらい、初めて触れる素晴らしい機能に感動してしまった。

 同社はハンドメイドの高品質な製品づくりが出発点で、その精神を伝えながら傘づくりの楽しさを訴求するDIYスタジオも展開している。というわけでこれも体験。構造が簡単なビニール傘の組み立てを体験したが、それでも完成には一苦労。そして子供用傘のイラスト描きも楽しませてもらい、これらは会長さんの計らいでお土産として頂戴させていただきました。ちょっと変わった傘のミュージアムは、新しい発見の連続で大いに堪能させてもらった。



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創業者である会長、直々のご案内。とっても気さくな方でした。



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DIYスタジオで傘の制作を体験することができる。


 こうして台中の名所めぐりは無事コンプリート。最後の夜は、台湾名物の小籠包と夜市で締めくくるこ、とになった。まず向かったのは日本でも有名な「鼎泰豐」。鼎泰豐は台北に本店がある小籠包の名店で、日本にも十数年前から進出している。台中では中心部の「大遠東百貨店」内にあり、ここで最後の晩餐となった。肉汁たっぷりのジューシーな小籠包、そして排骨が乗った炒飯も絶品であった。

 そして食後は再び太原に戻り、大振豐雨洋傘觀光工廠のそばで開催されている「太原観光夜市」へ。ここは食べ物以外に衣料品や雑貨の屋台もあり、遊戯施設も出店する日本の縁日的な夜市だ。デザート代わりに西瓜を丸ごと絞った甘~いジュースを飲み、台湾式の射的や輪投げも体験し、ツアーを共にした仲間たちと一緒に童心に帰って楽しんだ。

 こうして初めての海外および台湾旅行は終了。後ろ髪引かれる思いで帰国の途に就いた。帰路もマンダリン航空の直行便を利用したが、じつは成田行きの台中出発時間は朝7時30分と早い。これは台中側利用客の利便性を優先したダイヤ設定のためと思われ、正直上下便ともに日本人の旅行・ビジネス客には利用しづらいダイヤと言えよう。素晴らしい観光スポットやグルメスポット、そして鉄道スポットがあるだけに、今後の日本側の利便性の高い便の増発を願って止まない。

 ちなみに帰路の空港と機内では、台湾および海外スキルの若干のアップにより、まったく緊張しなかったことを記して、今回のレポートを締めくくりたいと思う。

伊藤岳志

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