MOBILITY

2020.09.03

S130型フェアレディZとフォード・モデルBが2台同居! カスタムバイクの排気音も気にならないアメリカンガレージライフ

コンセプトカーやクルマのプロトタイプの内装制作に携わっていたMさんは、以前、住まいと工房を別に借りていたが、それらを一つにまとめるため、ガレージのある家を建てることを決意。今ではDIYを楽しみながら、アメリカンスタイルのガレージライフを満喫している。
 
Mさんのガレージに収まるのはともにグレーにペイントされた1932 年式のフォード・モデルBというヴィンテージモデルと、免許を取得したときから乗っているというドラッグレース仕様にカスタムされた1982年式の日産・フェアレディZ(130型)。内部にはカスタムバイクが数台並ぶため、住宅というよりはまるでカスタムショップのようだが、どのマシンも排気音が“静か”とは言い難いものばかり。ガレージ付き住宅をプランニングするにあたり、探したのは閑静な住宅地……ではなく、排気音を出してもあまり気にならないような土地であった。
 


「昔からクルマやバイクを触るのが好きで、前職はショーカーやクルマのプロトタイプなどの内装を製造する会社で働いていました。以前はアパート住まいで、そのすぐそばに工房も借りていたのですが、2重家賃が嫌になり家を建てることにしたのです」とはMさん。設計は友人の紹介で建築士の加藤奈穂美さんにお願いすることになったそうだ。

建築家と相談すると2台のビルトインが予算内で可能に!


 
排気音の問題を避けるため閑静な住宅地ではなく道路に面している表側の場所を希望したところ、ちょうどよい土地が見つかりすぐにプランニングへ。当初Mさんは1 台分のガレージがある住宅設計をお願いする予定だったが、打ち合わせを進めるうちに予算内で1階に2 台分のガレージと作業部屋、2 階を生活空間とすることが可能とわかりその方向で進めることとなった。
 
「後々自分で手を加えていくことを想定していたので、コストを抑えながら空間を確保してもらいました。構造上ガレージの中央に耐力壁が設けられましたが、それでもクルマ2台と数台のバイク、作業スペースも用意してもらえたので満足しています」と話す松本さん。


 
ガレージ内はアメリカンスタイルに纏められており、一見無造作に見えるものの、きちんと整理整頓がされている。メカニックツール類も充実しており、自らメンテナンスを楽しんでいることもが伝わってくる。こうしたオトコ臭いガレージを実現するには奥様の理解が無いと難しいものなのだが、面白いことに奥様もクルマのプロトタイプの内装を手掛ける仕事をされており、ご主人の趣味趣向に対してご理解があるとのことだ。


 
2階に上がると使い勝手の良さそうなLDK空間が広がっている。やや高台に建てられているため眺望も良く、天気の良い日には横浜のランドマークタワーも見えるそうだ。「設計してくれた加藤さんに薦められてキッチンを広くしてもらったのですが、友人が遊びに来たときにキッチンを褒めてくれるので鼻が高いんです」と嬉しそうに話す奥様。設計を担当した加藤さんも「ご夫婦の場合はプランニング段階からご夫婦で意見がピタリとあっていて、希望を画にすることがとても楽しかった」と話していた。
 
GarageLife別冊 ガレージのある家 vol.42より掲載

photo & text / Dan KOMATSU(小松 男)

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