MOBILITY

2020.09.11

「ホンダS660」が収まる「おやじの隠れ家」! 旧車好きの会長がキット化した天然木のガレージハウス

佐賀県唐津市で、新築やリフォーム業を手がける『フレックス唐津』。同社の会長、山口さんはトヨタ2000GTやホンダS800を所有するクルマ好きで、自らも数寄屋作りの和風ガレージに愛車を入れガレージライフを謳歌している。
 
そんな同社は2009年に“おやじの隠れ家”という名前でキットガレージを開発。リーズナブルな価格設定かつ、ガレージに特化したこのキットは順調に販売を重ねていったが、ガレージだけではなく居住スペースもついた住宅版のパッケージも欲しいという要望が増えていったという。
 
そこで、山口さんはが完成させたのが、シンプルなガレージ付きキットハウス“おやじの隠れ家PLUS”だ。ご覧いただいているのは佐賀県唐津市に登場したモデルハウスで、その建物からは「全国のクルマ好きに、ガレージハウスを届けたい」という山口さんの想いが伝わってくる。

ガレージ付きの二階建てが1280万円!?


 
“おやじの隠れ家PLUS”は木造軸組み工法2 階建てを基本とし、約108㎡の延床面積を誇るが、その魅力のひとつが価格。本体価格は1280 万円(設計・管理費別)で、全国のおやじの隠れ家ネットワークを通じて販売されているとのことだ。
 
このガレージハウスはフォールディングドアからクルマを出し入れするスタイルで、撮影時にはホンダ S660が格納されていた。今回は軽自動車だが、間口が2830mmあるので、大きなクルマでも収納が可能だという。杉板張りの内壁は木材の香りが心地よく、リビングとガレージ部分はすべて白いフロアタイルが貼られている。和モダンなインテリアに、白いS660がなんとも似合っている。
 
1 階はリビングと続くガレージのほか、キッチン、バスルーム、トイレを配置。アイランド型のキッチンはオーナーの希望に応じて各メーカーから選べ、バスルームはゆったりとしたユニットバスが入っていた。当初はもっとシンプルなプランもあったものの、今回はガレージではなく人が住むことを意識し設備も充実させたという。

2階の寝室からはガレージが見下ろせる


 
中央の階段を昇ると、2 階には左右に3部屋が用意されている。日本の平均的な4人家族を想定しての設計プランということで、吹き抜けに面した寝室からはガレージのクルマを見下ろすことができる。
 
1280万円という価格からすると間取りも細かく様々な設備も標準装備されているが、 “おやじの隠れ家PLUS”を低価格で提供できるのには秘密がある。フレックス唐津は、もともと工務店向けの木材市場として創業しているため、木材はすべて自社工場にてプレカット、キットガレージを全国に発送するシステムがすでに構築さているのである。


 
また、材料がすべてカット済みなので、現場で加工する必要がなく工期を短縮。人件費を抑えることができるため、それを価格にフィードバックできる。しかも使用する木材は、桧、杉、松の3 種類のオール天然木無垢材。日本古来より伝わる伝統的な木組み工法と、最新の金具工法を取り入れたハイブリット工法を採用することにより、全国の職人の手により同じレベルの強固な躯体を組み上げることが可能になったのだそうだ。
 
材木のプロが手がけたガレージ付きキットハウス“おやじの隠れ家PLUS”。この家なら住む人やクルマに合わせて、様々なガレージライフが楽しめそう!

取材協力:フレックス唐津
http://www.flex-k.co.jp

GarageLife 別冊「ガレージのある家 vol.36」より掲載

photo / Naoki MATSUKUMA(松隈直樹) text / Jun ISHIHARA(石原 淳)

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