MOBILITY

2020.09.14

究極のスーパーカー「ブガッティ EB110」がサンダーバードさながら空中移動!? 元製薬会社の建物をリノベーションしたスペシャルガレージ

ブガッティEB110が1階から2階へ空中移動!? クルマを引き上げるために外付けされたこのリフトはオーダーメイド品で、1500 万円ほどのコストが掛ったと言う。

ブガッティ社を設立したエットーレ・ブガッティの生誕110周年を記念し、1991年に発売された究極のスーパーカー「ブガッティ EB110」。カウンタックをデザインしたことでも知られる、マルチェロ・ガンディーニがデザインを手がけ、3.5リッターV12エンジンは560馬力を発生する。

30年近く経過した今では超プレミア価格で取引されるEB110だが、こうした特別モデルを扱うスペシャルショップ『TEIKEN AUTO MOBILES(テイケン・オート・モビルズ)』を今回取材させていただいた。
 
同社は、クルマのメンテナンス及びカーディテイリング(クルマの細部までを徹底的にキレイにすること)や、販売などを行うスペシャルショップで、取り扱う車種は、スーパーカー、ビンテージカーをはじめとする特別なモデル。ガレージの素材やディテールはガレージ作りのヒントにもなるかもしれない。

2階のストックブースへクルマをあげる特注リフトは見所!


 
同社のショップとして使っている建物は、元々は製薬会社が保有していた物件。場所は新習志野駅から徒歩5分、湾岸習志野ICから約3分とアクセス的には好立地、しかもクルマやバイクから出る音も気にならない工業地帯ということでカーショップにはピッタリの物件であった。
 
医薬機器の開発、製造などに使用されていた建物をカーメンテナンスショップへとリノベーションしたというわけだが、外観と躯体はそのままに中身を一度スケルトンにし、整備スペースを構築。このガレージで一番の見どころは2階に設けられたストックブースへとクルマを上げるために設置した特注のリフトである。前述のブガッティEB110がリフトでサンダーバードさながら1階から2階へと移動する様はかなりの迫力である。
 
「価値の高いクルマを取り扱うことが多いこともあり、セキュリティ面に関しても細心の注意を払いました。そしてこの物件に決めた時に2階にストックルームを設置しようということになったのです。設計を依頼した『クラシマデザインオフィス』の倉島さんには色々なプランを描いてもらいました。当初は建屋内にリフトを設置する案なども挙がっていたのですが、効率や作業性を考慮した結果、外付けのリフトとなりました」

プロらしいガレージのディテールは必見!


 
2階のストックブースは7台のクルマが格納できる広さを有しており、ハイフローン施工されたフロアは清潔感がある。そのほか、1階部分にはショールームとカーディテイリングブース、メンテナンスブースをレイアウト。ショールームは定期的にクルマを入れ替えるそうで、取材時にはフォーミュラカーが収められていた。
 
カーディテイリングブースでは、磨きの作業で肝となる照明を天井の高さに合わせて150W相当のハイワットライトを設置。そのほかエアツール配管の取り付け向きや防塵フロアの仕上げなどプロフェッショナルらしいポイントが見受けられる。
 
また、1階最深部は『ビシャモン』製ドライブオンタイプのパンタリフトを設置したメンテナンスブースとしているが、フロアを下げ天井高を引き上げるなど、作業効率が高められている。
 
クルマのメンテナンスを行い外装の仕上げまで一貫して行ってくれるテイケン・オート・モビルズ。オーナーをはじめとしたスタッフのプロ意識も高く、安心して愛機を任せることができるため、好事家たちの口コミによって利用者は広まってゆくことだろう。訪れた際は、2階にクルマを移動するための柱リフトを是非ご覧いただきたい。

取材協力:

テイケン・オート・モビルズ

クラシマデザインオフィス

〈GarageLife 編集部〉

photo&text/Dan-KOMATSU(小松 男)

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