MOBILITY

2020.09.17

フェアレディZ(Z34型)NISMOベースの記念モデル「BRE日産370Z」に見る、新型フェアレディZプロトタイプのルーツ【モデルカーズ】

BRE 日産 370Z 40th アニバーサリー エディション  ◎GT SPIRIT 1/18レジン製ミニカー◎価格:¥22,000(税別)◎USAエクスクルーシブ

12年目の刷新となる「新型フェアレディZ プロトタイプ」のオンライン発表では、アメリカのZ car club(ZCCA)会長が登場、旧いZをレストアし自らがサンデーレースに出て楽しんでいることを紹介していたが、1970年代のアメリカの自動車業界では「Race on Sunday, Sell on Monday」というスローガンが盛んに用いられていたという。
 
直訳すれば「日曜日にレースをして(勝って)、月曜日に(クルマを)売れ」、という意味で、レースでの戦績がクルマの評価に直結しており、最大の広告宣伝効果があった、という時代を物語っている。それもあって、各自動車メーカーはNASCARやSCCA(スポーツ・カー・クラブ・オブ・アメリカ)主催のレースにワークス体制で挑み鎬(しのぎ)を削っていた。
 
Mr.K率いる北米日産とBREの快進撃
 
そんなアメリカの自動車業界のトレンドをいち早く汲み取ったのが、Mr.Kこと故 片山豊社長率いる北米日産だった。日産ワークスとして手探りで挑むよりも、すでにレーシングカー・コンストラクター&チームとして実績のあったBRE(ブロック・レーシング・エンタープライズ)にフェアレディZ(ダットサン240Z)とブルーバード(ダットサン510)を託すという判断は正しく、1970-1971年に240ZでSCCAを制覇し、1971-1972年には510でSCCA TRANS-AMでクラス制覇を果たしている。
 
そんな北米におけるBRE-ダットサンのタッグによる活躍は240Zと510の新車販売台数を一気に押し上げただけでなく、ダットサン、ひいては日本車全体の評価をも高めたと言われる。
 
Z34フェアレディZのモデルカーズ的楽しみ
 
そんな偉大なるBREレースカーをトリビュートし、2010年にアメリカで行われたZの40周年記念式典用にあわせて、NISMOベースで制作された370Z(Z34型)。このクルマをGTスピリットが1/18レジン製ミニカーとして再現したのがご覧のモデルである。
 
基本的にはアメリカ仕様のニスモ370Zのカラーリング・デコレーション・モデルとして1台が製作されたBRE仕様だが、SCCAのT2カテゴリーへの参戦も行われる予定だったため、4点式ハーネスなど、コンペティティブなインテリアとなっているのも特徴だ。見どころとなるトリコロールカラーは発色の良い塗装で再現されるなど、清潔感に溢れた仕上がりが目を惹く。内装も先に述べたハーネス他、細かなディテール表現も抜かりない。

【modelcars vol.281】

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