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2020.10.07

「ハチロク」と「スカイラインGT-R」をガレージに! 峠好きオーナーが建てた、カフェ付きガレージハウス【ガレージライフ】

1990年式ニッサン・スカイラインGT-Rと2014年式トヨタ86の収まるガレージハウス

Kさんが建てたガレージハウスに収まるのは、R32型のGT-Rとトヨタ86。このクルマのラインナップを見ただけでオーナーは「クルマで走ることが大好き!」なのだなと伝わってくるが、この家は単なるガレージ付き住宅ではない。なんとガレージ&カフェ付き住宅なのである。
 
会社員として転勤を繰り返していたKさんが、実家のある香川県の高松市に落ち着いたのが5年前。しばらくし、娘さんの成長とともに戸建てを建てようと考え、10社の不動産屋から土地の情報を収集していた。しかし、気に入った土地にはなかなか巡り合わなかったという。
 
クルマ好きが集まるカフェを設計
 
Kさんはガレージだけではなく、将来を見据えてクルマ好きが集まるカフェを併設したかったため、クルマでのアクセスがよく、娘さんが通っている学校の学区内という条件の土地を希望。最終的にはKさん自らが土地の持ち主と交渉をし、とある幹線道路から1本入った約250㎡の土地を購入。土地は、道路からのアクセスもよくKさん希望通りの物件であった。
 
設計施工は地元でも大きな物件を手掛ける『あなぶきホーム』に依頼。それまで住宅メーカー数社をまわり、見積もりの依頼をしたが、ガレージ&カフェ付きの建築物となると予算と合わなかったという。
 
Kさんの希望はガレージにクルマが2台入り、併設するカフェからクルマが眺められ、螺旋階段を入れるというもの。自身でいろいろ調べていくうちに、基本プランニングはKさんが考え、使いたい素材についても、そのほとんどをネットやカタログで検索しセレクトしていったという。
 
本格的なリフトも導入!
 
完成したGT-Rと86の2台を収納する大きなガレージのある家は、細かなディテールにKさんのこだわりを反映。インダストリアル系の素材を取り入れたことで、なんともお洒落な空間に仕上がっている。
 
昔から香川県の峠で走っていたKさんだけに、自身のクルマはホイール、マフラー、車高などでチューニングされており、自身でパーツの脱着も行うとのこと。そこでガレージにも整備効率を上げるためにリフトを導入した。
 
将来はガレージと整備スペースを友人などにレンタルできるようにと、いろいろなクルマのサイズを考えた結果『ビシャモン』製リフトの中古をオーバーホールし導入。設置の位置や壁からの距離、リフトアップした際の照明を考えた取り付け位置などもKさんがプランニングしたという。
 
クルマ、走りを感じるディテールが楽しい!
 
ガレージに隣接する約60平米のカフェスペースは、まだカフェとしての営業はしていないがクルマ仲間が集まってクルマの話をする場所として設計。ガレージ内のクルマ2台がカフェから見えるようにと大きな窓を設けている。
 
カフェ想定の設計だけに、天井のスピーカーやモニターの配線は、あらかじめ見えないようにレイアウト。システムキッチンを導入しKさん自身で棚を設置するなど、DIYと工夫を凝らした素敵なカフェスペースに仕上がっている。
 
素材や間取りなど、約半年にわたりいろいろなことを調べたKさんは「想像していた空間を、現実のものとして立体的に見せることができるのが新築の醍醐味ですね」と語っていた。
 
カフェスペースにはドリップスタンドやライトなどにクルマのパーツをあしらい、クルマ好きが喜ぶ空間を演出。昔履いていたホイールを時計にし、ドアの取手にチタンパーツを取り入れるなど、そのディテールには遊び心があふれていた。

photo/Shintaro-MIYAWAKI(宮脇慎太郎) text/Jun-ISHIHARA(石原 淳)

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