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2020.10.08

宇宙船!? 「フェラーリ・モデューロ」の切手新発売 「ピニンファリーナ」90周年記念、同デザインのスタンプも登場【ヴィンテージライフ】

フェラーリベースのコンセプトカー「モデューロ」の切手イラスト

ピニンファリーナの創立90周年を祝う記念切手が発売された。発売されたのは1.10ユーロ切手で40万部の発行。そのイラストにはピニンファリーナがデザインし、1970年にデビューしたフェラーリベースのコンセプトカー「モデューロ」が描かれている。
 
この切手自体もピニンファリーナによってデザインされ、切手販売初日のセレモニーは、ピニンファリーナのカンビアーノ(トリノ)本社で、ライブとオンラインで開催。世界中のファン、クライアントとのデザインレビューは、コロナ禍ということもありライブストリーミング、VR配信で行われた。
 
また、同じくカンビアーノの郵便局では、切手収集カウンターにてモデューロをデザインした消印サービスも開始している。

まるで宇宙船! なモデューロや消印の写真17枚を見る
 
半世紀たっても未来的なデザイン!
 
パオロ・ピニンファリーナ会長は「自動車デザインは切手収集の魅力的な世界と出会い、ミニチュアの芸術作品にも命を吹き込みます。これは私たちの90周年という記念日への素晴らしい贈り物です」と語った。
 
「ピニンファリーナは90年の革新を築いてきました」と付け加えたのは、CEOのシルビオアンゴリ氏。「半世紀たった今もクルマのアイコンと見なされているモデューロは、革新的な未来のデザインといえます。デザイナーとして、私たちは常に夢に基づき明日を予測し、テクノロジーを感情的に解釈することが求められています。それが私たちの使命であり続けます」と続けている。
 
1970年に来日し大阪万博に展示
 
このモデューロは、伝統的なスタイリングを打ち破る、未来への実験的なプロトタイプで、1970年のジュネーブモーターショーにて発表。「Automobile Quarterly」で名誉ある「Award For Design Excellence」を受賞したほか、全22の国際デザイン賞を獲得している。
 
また、1970年に開催された大阪万国でイタリアのコーチビルダーを代表するクルマとして選ばれ、翌年はイタリアのデザインの大使としてメキシコシティに展示された。
 
まさにモデューロは1970年代の自動車デザインの原型になり、その後デザインされた多くのスーパーカーは、スリムなフロントフード、低いルーフ、ウェッジシェイプデザインなど、このクルマからインスピレーションを得たものが多く誕生している。
 
モデューロはフェラーリ512Sと同じシャーシで開発され、高さはわずか93 cm。ウエストラインの直線的なくぼみによって分離された2つのボディシェルが重なっているデザインが特徴。
 
フロント、キャノピー、トランクは単一のアーチ型カーブで構成。ドアは前方にスライドすることで開閉し、大きなフロントガラスで視界もよい。コックピットの内部は2つの細長いラップアラウンドシートにより、ドライバーを正しいドライビングポジションにおさめることを可能にしている。
 
ちなみに、モデューロとはイタリア語で宇宙船の意味。

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