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2020.10.13

夢空間!「フィアット500」のガレージ上に巨大な「スロットカーコース」を設置、息子と楽しむホビールーム【ガレージライフ】

Sさんのガレージ内に設置された、スロットカーのコース。

ルパン三世『カリオストロの城』を映画館のスクリーンで観たことがあるというSさんは、現在、劇中車のイメージを持ったフィアット500C を愛用している。
 
愛車を保管しているガレージは、ルパンもビックリという楽しげな空間だ。
 
Sさん(45 歳)に初めてお会いしたのは5~6年前のことだ。どこで開催されたイベントでお声がけしたのかすっかり忘れてしまったが、その時分のSさんはアルファロメオ156スポーツワゴンの1.8ツインスパークという珍しいクルマに乗っていた。

驚愕の巨大スロットカーコースの写真を見る!
 
レア車を購入した経緯などをお聞きする中で、ガレージも個性的であることが分かったので後日お邪魔させてもらったが、アルファロメオの真上にスロットカーのコースがあるという空間のオモシロさに面食らったことをいまでも憶えている。
 
その後、フィアット500Cを買ったという連絡をもらったものの、すぐには“視察”できなかったので、今回、チャンス到来とばかりに本誌での取材をオーダーし、久しぶりにS邸を訪問してきた。



雪に強いカスケードガレージをチョイス!
 
「自宅を建てたのは2002 年で、この『日江金属』のカスケードガレージを設けるまでは蛇腹式の車庫と物置を活用してホンダ・オルティアやレーシングカートを保管していました。2005 年に156スポーツワゴンを買って、2008 年3月にカスケードガレージを建てました」

「仕事柄、地方への出張があり、北のほうへ行った際にコレだ! と思って、雪に強いカスケードガレージにしたんです」とはSさんの言葉だ。家を新築する際にビルトインガレージのある家を建てようとは思わなかったという。
 
既述したように、Sさんのガレージといえばスロットカーのコースが愛車の上にドド~ンと存在している点が特徴だが、これがどのようにして誕生したのかについても大いに語ってもらった。
 
「実は、スロットカーのコースを和室からリビングのほうにつなげ、家の中で楽しんでいたんですよ。でも、さすがにそれはマズイ、ということになって……。先ほどもお伝えしたように2008 年3月にガレージを設けたわけですが、その直後に参加したアルファロメオのオフ会の帰りに、たまたま立ち寄った小山町のボーダー・レイヴァーズという山小屋風ガレージスタイルのスロットカーショップの隠れ家的な雰囲気にすっかり魅了されてしまい、それをきっかけとして、オーナーさんと親交を深めながら、徐々に理想の空間を作り上げていきました」
 
なるほど、そういうことか、と感心していたら、再びSさんが話し始めた。

ガレージは外観より中身にこだわりを!

「そういった経緯から、自分が理想とするガレージとは、ときに仲間のガレージライフから得るインスピレーションによって、独りでは気づくことのできなかったワンランク上の理想空間に昇華していくものなんだな、と思っています」

 
実際にカスケードガレージが完成した当初は、156スポーツワゴンを中に入れ、ラジコンを壁に引っかけて、工具箱を置いていたぐらいだったらしい。その後、ちょっとずつ飾っていって、クリップライトを当てて雰囲気をよくしていったそうだが、やはり、ボーダー・レイヴァーズさんとの出会いがなければ、平凡なガレージライフが展開されていたことは間違いないだろう。
 
スロットカーのコースが本格運用されるようになったのは2008 年10月からで、その翌月から4レーンにしたのだという。
 
「これは私の持論ですが、ガレージはエクステリアよりもインテリアにこだわったほうがいいと思います。照明ひとつで雰囲気がガラリと変わるので、プロに頼むとか、そこにもこだわったほうがいいですね。こういうスペースで楽しい時間を過ごしたい、と空想するのも楽しいので、いろいろイメージして、その空想段階を堪能しながら理想とするイメージを具現化していくのがベストでしょう。そこに至る過程のすべてが、ガレージライフなのだと思っています」
 
Sさんの金言は、次世代を担う若者たちの心にも響くはずだ。

GargeLife vol.78

photo/Akiko-OSAKI(大崎晶子) text/Hidenori-TAKAKUWA(高桑秀典)

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