MOBILITY

2020.10.19

縦目の「ルーチェ・レガート」! マツダ100年史で異彩を放つ一台をオオタキ1/24クラウンを改造し再現! 【モデルカーズ】

マツダ・ルーチェ 4ドア・ピラード・ハードトップLIMITED ◉オオタキ1/24クラウン改造 ◉作例制作:森山琢矢

1977年(昭和52年)10月にデビューしたルーチェレガート。このクルマは、ロードペーサーが販売戦略において事実上失敗したことによって、フラッグシップサルーンとしてのポジションを与えられました。
 
また、オイルショックによるロータリー戦略の見直しで、高性能上級モデル専用ユニットとして仕切り直しの意味もあり、その第1弾であったコスモAP/同Lを従来モデルの2ドア・シリーズの後継として位置づけ、ルーチェの方は4ドア専用となったのです。
 
セダンだけでなく新たにピラーレスHTも用意、角型4灯ヘッドランプを縦に配置するという独特の風貌を与えられました。
 
車格アップおよび、先代モデルとのキャラクター性の違いから顧客離れを防ぐために、従来モデルを継続販売させる販売戦略上、「レガート」のサブネームを与えたというわけです。

クラウンからルーチェへ変貌する驚きの過程はこちら
 
静かな高級車を目指したマツダの意欲作!
 
コロナ/ブルーバード・クラスからマークII/ローレル・クラスにランクアップするとともに、クラウン/セドリックの5ナンバー・クラスのユーザー層をも取り込むため、ボディサイズは5ナンバー枠いっぱいまで拡大。
 
コスモAPと共通のリミテッド/スーパーカスタム/カスタム/カスタムスペシャルという4種グレードを展開し、エンジン・バリエーションは2000のレシプロと12Aロータリー、そしてトップグレードのリミテッドには13Bロータリーを搭載しました。
 
これはマツダ自ら、2.6リッター・クラスの高性能と静粛性を謳ったユニット。また、このリミテッドのみコラムシフトを選択でき、オートエアコンと高級オーディオを標準装備していました。
 
フロアパネル一面に遮音材を敷き詰めるなど静粛性を最大限に考慮しており、静かな高級車を目指したマツダの心意気が感じられます。

翌’78年7月に従来モデル販売終了と共にレガートのサブネームが外され、12Aロータリーは全て13Bに変更。1800レシプロエンジンを廉価グレードに設定とともに、2000の上級モデルであるスーパーカスタムにリミテッドの内装を与えたSE-スーパーカスタムを追加。またフリートユーザー向けのLPGエンジン仕様追加や、従来モデルを継続していたライトバンのモデルチェンジを行いました。
 
’79年10月にはマイナーチェンジで後期型へ移行。’81年にはモデルチェンジを行いましたが、ライトバンのみ’87年まで継続生産されています。
 
5代目クラウンをベースにルーチェに!
 
マツダ100年の歴史の中でひときわ異彩を放つ縦目ルーチェ、作例のベースとしたのはオオタキの5代目クラウン。と言うともったいない気もしますが、使用したのはルーフが真っぷたつに折れてしまった破損品です。
 
修復を試みたものの経年劣化もあって全体的に脆くなっており、どうしたものか逡巡していたのもあって思い切った次第。クラウンの2ドアとしてはこのボディはCピラーが立ちすぎており、むしろ4ドアに改造しようかとも考えていたもので、改めて検証してみると、ルーチェのアウトラインとほぼ一致したのに驚きました。
 
ボディカラーはパークグリーンという渋めのメタリックをチョイスしましたが、この色はどうもレガートの名称が外れてから設定された色のようです。
 
今回もデカールを制作して頂いたSMP24様に、この場をお借りして御礼申し上げます。今回も至らない点もございますが、皆様の制作のヒントが見つかれば幸いです。 (森山琢矢)

modelcars vol.293

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