2019年5月、日本スタイルの上質工具ばかりを揃えた工具のセレクトショップ「DEEN Style TOKYO」が台中市にオープンした。
店内には所狭しと工具がディスプレイされて販売されているが、ドリンクを提供しているバーを併設しているのがユニークな特徴。
工具を見ながらお酒が飲めるショップには、日本から専属で1名、そして現地の日本語が堪能なスタッフも常駐していて、これまでの工具ショップとはまったく異なるスタイルとなっている。
「DEEN Style TOKYO」を運営しているのは、日本の工具専門店「ファクトリーギア」。日本国内に13店舗、海外ではタイ王国をはじめ、台湾でも工具ショップをオープンさせている。
「DEEN Style TOKYO」では、工具ショップとはいいつつも、店内で販売しているのは工具だけではない。
日本のメーカーとコラボしたワークウェアや安全シューズ、そしてエプロンや帽子、サングラスといったアパレルにも力を入れて販売することで、若い人にも工具に興味を持って、お洒落もお酒も楽しんでほしい、というコンセプトなのだ。
隣には日本人が経営する美容室「CONKS」も併設している。
実は台湾・台中市では毎年、工具のための展示会が開催されているほか、工具に関する工場も多くある。
工具の関係者がこのショップで情報交換をしてもらえる社交場として利用してもらいたい、という意図を持って「DEEN Style TOKYO」は作られたのである。
ハードな工具から入るよりも、ファッショナブルさから若い人に工具への興味を持ってもらえれば、という目的もあるのだとか。
たしかに世の工具ショップと比較すると、おしゃれな店内で、アルコールの販売もあるなど、工具を購入しなくとも気軽に遊びに行ける雰囲気。
ショップの前には大きなスクリーンが用意され、サッカーや野球などの観戦ができるなどスポーツバーの装いなどもあり、工具にあまり興味のないひとと一緒に行っても、大いに楽しむことができるようになっている。
台鉄・台中の駅からクルマで約20分の距離に位置している「DEEN Style TOKYO」は現地に詳しいスタッフも在籍しているので、旅行のときに困ったら気軽に相談できるスポットとしてチェックしておいても、間違いないだろう。
もちろん工具ショップなので、工具に興味がある方も大歓迎。新しいスタイルの工具ショップの近所は繁華街のため、多くのディープスポットも点在しているので覚えておこう。
営業は16時から23時まで。日曜日は残念ながら定休日。日本スタイルの工具ショップが現地に受け入れられて、メイド・イン・ジャパンの工具が台湾でも飛ぶように売れる時代がやって来るのだろうか?
もちろん、現地の工具事情などもリサーチができるため男性には魅力的なショップ間違いないだろう。
「DEEN Style TOKYO」は有名な「精明一街商店街」まで徒歩2分の距離にある。
精明一街位は大墩十九街(道路)と大隆路(道路)の間に位置しており、台中でよく見られる西洋風の商店街の発祥地。
たくさんのテラスのカフェがあったり、また、道沿いにはアパレル、靴屋、宝石店、ギャラリーショップなどの名店がずらりと並び、まるでシャンゼリゼ通りにいるような感覚でゆったりした雰囲気に浸ることができる。
タピオカ発祥の店春水堂の店舗もここにあるので、一度この「精明一街商店街」にも合わせて立ち寄ってみてほしい。

精明商圈 台中市西區精明一街
https://reurl.cc/2gzVdm DEEN Style TOKYO 台中市西屯区東興路三段389號A棟
http://deenstyletokyo.tw/