台中纖維工芸博物館は、「繊維・ファッション・エコ(纖維・時尚・綠工藝)」と家族生活をテーマにした、台湾で初めての公立専門博物館です。
繊維工芸の各工程「編む・結う・織る・染める・刺繍(編・結・織・染・繡)」を、展示の中で説明しているだけではなく、繊維がどのように私たちの生活に溶け込んでいったのか、生活の中に多くの色をもたらしたのかということを見ることができます。
さらに、ゲーム感覚で子どもも遊びながら編み物工芸について学ぶことができるので、家族で楽しめる観光スポットです。
この施設は、1990年に台中県立カルチャーセンターの「編織工芸館」として設立。博物館法の制定と永続的発展を求めるため、台中市政府文化局は2015年に台中市初の公立博物館に昇格させる計画を始動、2017年に晴れてオープンしました。
現在は大甲の麦わら帽子やタイヤル族の編み物を始め、869の工芸作品や所蔵品を収集しています。
さらに関連書籍を出版したり、展示会を行ったり、ほかの博物館との交流や国際交流から人材教育など、工芸を愛する人のための、小さな地方文化館となっています。

館内2階の常設展「A FASHION GALA(繊維工芸的生活時尚)」では、ライフスタイルと繊維をテーマに、植物や動物、化学繊維の原料を実際に触って違いを実感できるコーナーや、台湾原住民の歴史的な衣装や芸術品の展示、そしてプロジェクションマッピングを使った最新のデザインまで体系的に網羅。
タッチシアターや電子書籍など、最先端のデジタル方式で繊維の知識を伝えています。編織工藝館の膨大な研究成果をもとに、国内外の繊維芸術関連などの文化産業交流の基盤となっています。
李白の詩と布を一緒に展示し、台湾の布の歴史を伝えているコーナーや、プロジェクターを使って最先端の台湾のデザイナーの作品をショー形式で展示するコーナーなど、一つの展示の中でも新旧の繊維織物文化を融合させて紹介しています。
こちらはトルソーを使ったプロジェクションマッピングのコーナー。備え付けの用紙にスタンプで色や模様をつけて、プロジェクターでトルソーに映し出すと、自分がデザインした服がそのまま投影されます。
1階にはグッズコーナーがあり、さまざまなアイテムを展示、販売しています。藍染や編み織りで作られたアパレルアイテムは、精巧で美しく、見惚れてしまいます。常設展以外に、毎年10回程度テーマ別特別展を開催。休日には手作り体験プログラムなども行われ、親子関係を育み、楽しみながら子どもたちは芸術を身近に感じることができます。研究・所蔵・展示・教育・ゲーム機能を活用することによって、博物館に新たに命を吹き込んでいます。
疲れたら、2階のカフェレストラン「可艾比綠工藝咖啡餐館」で休憩もできます。香り豊かなコーヒーとナッツのセット「SL冠軍豆珈琲」は、高級感のある脚付グラスでいただけて優雅な気分に。

台中市纖維工藝博物館は「台中大里運動公園」のそばにあり、同じ駐車場を使用できます。博物館からさらに南へ向かうと台中市霧峰区。「霧峰林家宮保第園区」「光復新村」「921地震教育園区」といった有名スポット・文化遺産も。台湾の文化や歴史をまとめて堪能できますよ。
台中市繊維工芸博物館(タイジョンシーシェンウェイゴンイーボーウーグァン) 住所:台中市大里区勝利二路1号
電話:+886-4-2486-0069
営業時間:9:00〜17:00
休館日:月曜
web:
http://mofia.gov.tw/ Facebook:
https://www.facebook.com/mofiataichung Instagram:
https://www.instagram.com/mofia_taichung/?hl=zh-tw ガイド説明:有(予約制)
予約電話:04-24860069
その他サービス:・手作り体験プログラム
・グッズショップ「天染工坊」
・カフェレストラン「可艾比綠工藝咖啡餐館」
霧峰林家宮保第園区(ウーフォン リンジャー) 住所:台中市霧峰区民生路26号
電話:+886-4-2331-7985
営業時間: 9:00〜12:00、13:00〜17:00
https://www.wufenglins.com.tw/ 921地震教育園区(ジウアーイー ディージェンジャオユーチュー) 住所:台中市霧峰区坑口里新生路192号
電話:+886-4-2339-0906
営業時間:9:00〜17:00
定休日:月曜
光復新村 (グァンフーシンツン) 住所: 台中市霧峰区(光復新站)和平路2-3号
https://www.facebook.com/GuangFuVillage/