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2020.11.03

GMがEV改造に本腰! SEMAで1977年型ブレイザーの改造EVを発表&ハマーEVのノウハウも今後採用!? 【Eマガジン】

1977年型、シボレーK5ブレイザーをEVにコンバートした「K5ブレイザーE」

世界最大のカーアフターマーケットパーツ見本市として、毎年ラスベガスのコンベンションセンターで開催されるSEMAショー。今年はコロナウイルスの影響で、オンラインイベント「SEMA360」として行われている。

そんな中、シボレーが発表したので、1977年型、シボレーK5ブレイザーをEVにコンバートした「K5ブレイザーE」である。

シボレーはこれまでもSEMAでEVにコンバート(改造)したカマロやC10ピックアップを発表していたが、今回はクルマだけでなく、EVコンバートキットやEVにインストールするための技術者講習に関する取り組みも発表した。

今後は、全米のシボレーディーラーやカーショップで、古いシボレーのエンジンを取り払い、EVのモーターとバッテリーをインストールという光景が日常になるかもしれない。

その取り組みはモーター、バッテリーを含むEVコンバージョンキット「eクリエイト」をリリースする2021年の後半からスタートするという。

GM自らが、EVコンバートの製品と技術を提供!

この「K5ブレイザーE」は2021年後半に開始が予定されているシボレーの「Electric Connect and Cruise(エレクトリックコネクト アンド クルーズ」という概念を示しているものとし、SEMA360のバーチャルイベントで顧客の反応を見ることを目的としている。

「GMがEVの新しいフリートを導入するとき、それはアフターマーケット業界にも新しいEV技術をもたらす機会を生み出します」

「私たちのビジョンは、シボレーパフォーマンスの『エレクトリックコネクト アンド クルーズ』システムの包括的なラインを提供することです。V8エンジンからEVにコンバートしたいというすべてのお客様に『eクリエイト』として、そのソリューションを提供いたします」

とGMの米国パフォーマンス、モータースポーツ担当副社長ジム・キャンベルはコメントした。

EVカマロ、E-10ピックアップの反応から実用化

シボレーは2018年にシボレーカマロをEVのドラッグレーサーにコンバートした「ECOPO カマロコンセプト」を公開。

続いて2019年にシボレーC10ピックアップをコンバートさせた「E-10」公開したが、これらの車両を製作したことが、今回のシボレーの「エレクトリックコネクト アンド クルーズ」戦略に役立ったとしている。

新しいK5 Blazer-Eは、可能な限りオリジナルのBlazerのルックスを保っており、eクリエイトパッケージに取り付けられた新しい部品の約90%は、すでに発売されているシボレーのEV、シボレー ボルトEVのコンポーネントを共有している。

1977年のK5ブレイザーを改造するために、最初に行ったことは、ブレイザーから175馬力のV8エンジンと、3速オートマ、燃料システム、そして排気系統の取り外しだ。

次に、ボルトEVのモーターを取り付けることで、200馬力、266lb-ftというトルクを実現。そのモーターにシボレーパフォーマンスの電子制御4速オートマチックトランスミッションを組み合わせた。

トランスファーケース、ドライブシャフト、アクスルなどのドライブトレインは、オリジナルのままとしている。

カーゴスペースには60kWhバッテリーを搭載し、その出力は400V。プロダクションコントローラーとワイヤーハーネス、衝撃保護、バッテリーの加熱、冷却、バッテリーの過充電保護、さらには回生ブレーキなどの機能はボルトEVの機能を維持している。

アフターマーケットコンポーネントとしては、電動パワーステアリングキット、ブレーキシステムに真空を提供する電動ポンプ、燃料計の代わりとなるバッテリーの充電計、ヴィンテージブレイザーのメーターへ情報を送る電子コントローラーなども含まれている。

外観、内装はヴィンテージブレイザーのままだが、CHEVROLETのロゴ内のEVの文字だけオレンジにペイントしているあたりが、とてもオシャレだ。

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