MOBILITY

2020.11.10

1974年製「ジャガー・Eタイプ」を流麗にカスタム! 「チップ・フース」デザイン驚きの製作工程を大公開!

チップフースがデザインした1974年製「ジャガー・Eタイプ」

アメリカのホットロッド業界において、数々の賞を獲っているトップデザイナー「チップ・フース」。
 
1990年代に一斉を風靡したホイールのボイドに在籍していたことでご存知の方も多いと思うが、その活躍はカーデザインだけにはとどまらない。
 
ディズニー映画「カーズ」の制作にもたずさわり、近年ではディスカバリーチャンネルで「The Hot Rod」の司会をするなど、多岐に渡る。
 
そんなチップ・フースの最新作が、1974年式のジャガーEタイプ。毎年11月にラスベガスで行われ、今年はオンラインで開催された「SEMA360」の人気プログラム「バトル オブ ビルダーズ」に登場した。
 
チップ・フースの手がけるクルマといえば、そのほとんどはアメリカ車がベース。今回はベース車にジャガーを選んでいるが、これはかなり珍しいといえる。

Eタイプの製作工程写真44枚はこちら!
 
2年半かけて完成したEタイプ

このプロジェクトを依頼したオーナーは、他にないクラシックなEタイプロードスターが欲しいと要望。
 
ジャガーEタイプのデザインといえば、時代を超越し、完成されたものと認識されているものの、1974年のシリーズ3は、アメリカの安全基準対策により、そのフォルムはシリーズ1にくらべると、どこか野暮ったいイメージが残る。
 
そのためチープ・フースの手を加える予知は残されているというわけだ。
 
フース・デザインは、今年のSEMAショーでプロジェクトを発表するまで2年半かけて、このクルマを製作した。
 
そのコンセプトは、歴史に敬意を表し、繊細なエレガンスさを残し歴史を大切にし、控えめでありながら高性能な2人乗りの紳士のロードスターを作成するというものだ。
 
さらに低く、グラマラスになったEタイプ
 
 デザインとエンジニアリングのポイントは、引き伸ばされたトランクリッドと拡張されたロッカーパネル、リデザインされ、真ちゅう製のベゼルを持つヘッドライトと平らなテールライト。
 
ボンネットに大胆にあしらわれたフードスクープと、巨大なワイヤークロームホイール、バンパー類のリデザインもポイントで、低いデザインがさらに強調されている。
 
エグゾーストはマグナフロー製でインテリアには新しいダッシュボードを採用。英国スミス製のアナログゲージと木製のステアリングホイールが、ヴィンテージ・ジャガーらしい雰囲気を確立している。
 
エンジンはオリジナルのV-12の代わりに、6.2リッターのシボレーV8エンジンを525hpにチューン。
 
GMの4L60-E、4速オートマチックトランスミッションと組み合わせているところは、いかにもアメリカンホットロッド的である。
 
新しいパワープラントに加えて、サスペンションとブレーキもアップグレードし、Eタイプは現代的なドライブフィーリングを実現したとしている。
 
また、ビカビカに輝くクロームに映える「パームカッパー」ペイントが、いかにもEタイプに似合う。
 
ホットロッドデザイナー、チップ・フースが再構築したジャガーのEタイプは、比類のないジェントルマンズロードスターとして蘇ったのである。

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