MOBILITY

2020.11.29

街の遊撃手! 1986年登場「FFジェミニ」の「イルムシャーターボ」を後期型キットベースで再現! 【モデルカーズ】

いすゞジェミニ・イルムシャー・ターボ ◉ハセガワ1/24後期型改造 ◉作例制作:Ken-1

1985年に登場した2代目いすゞ・ジェミニは、初代より小型で居住性と取り回しの良さを得るためにFF化され、FFジェミニと呼ばれる。
 
この2代目ジェミニは「街の遊撃手」というキャッチフレーズとともに、パリの街並みを2台のジェミニが駆け抜けていく様子が話題となり、大きな反響を呼んだ。
 
翌年の1986年には足回りをチューニングしたスポーツモデル、イルムシャーが登場。そして1987年にはマイナーチェンジが施され、角目ライトから「つり目」といわれる異形ヘッドライトが採用されることとなる。
 
今回紹介するのはビルダーのKen-1氏が、ハセガワのFFジェミニ後期型キットをベースに、前期型として改造したものである。
 
次からはこの制作工程を氏に紹介していただくが、製作にあたっては前期型と後期型がどのように異なるのか、細部まで把握し再現していくという途方もない工程をうかがうことができる。

【写真31枚】前期型FFジェミニの再現方法はこちら

前期型、後期型の違いが多い!!
 
2代目ジェミニの前期/後期の違いですが、パッと見で目立つのはグリルやライト形状くらいで、そんな大きな差は無いだろうと思っていました。
 
しかし実は、細かく追っていくと結構色々な違いが。サイドモールの形状と配置、それに伴うプレスライン形状。
 
前後バンパーの形状、サイドウィンカーの位置、リアコンビランプ。内装ではメータークラスターとスイッチ、ステアリングホイール。
 
どれもボヤッと見ていると見落としてしまうようなものばかりで、特にボディサイドのプレスラインは微妙、かつズレや歪みが目立つことから、形状出しと修正には手間と神経を使いました。
 
バンパーも似ているけどよく見るとけっこう違って、それを理解するのにひと苦労。
 
フロントマスクはシンプルかつプレーンな形状だけに、ほんの少しの長さと角度の違いが大きく印象を左右するので、非常に悩まされました。
 
ライトはジャンクパーツから削りだし!
 
ライトカバーはキットパーツが使えるかと考えていたのですが、前期は面が平らに近い形状で、そもそも上下の幅が足りないと判り、レンズカット的なモールドが入ったジャンクパーツから削り出しています。
 
さらに前面のRが、どうも前期型はかなり平面的な印象を受けたので、それに合わせボンネットとバンパーのサイドエッジをプラ材でカサ出ししています。
 
ということは実車でも、一番目につくフロントフェイス以外に、微妙ながらパネル変更を伴う変更が施されている訳です。
 
マイチェンなのに大掛かりですね。模型商品として考えるとボディの金型が新たに必要なので、前期型の発売は難しいのかも。苦労して前期を作った自分としては、出されるとショックなのですが(笑)。
 
ボディカラーはガイアノーツのエヴァンゲリオンカラー「エヴァレッド」。これはお付き合いのある「吉本プラモデル部」部長の佐藤氏より、良い色なので是非と教えてもらったカラーで、先入観なく色んなものを吸収し試していく視点は参考したいところですね。ポップな色調がジェミニのイメージにぴったりかも。
 
残念ながらホビーショーや各展示会が中止となっていますが、模型は外出せずに楽しめる趣味です。ひとまず模型制作に打ち込みつつ、状況が落ち着くのを待とうではありませんか。ではまたお会いしましょう! (Ken-1)

【modelcars 編集部】

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