MOBILITY

2020.11.30

懐かしの「シティーハンター」冴羽獠の愛車「ミニ」と100tハンマーを再現! 海坊主と走行中にマグナムをぶっ放す!? 【モデルカーズ】

モーリス・ミニ・クーパー1275S Mk ◉タミヤ1/24 ◉作例制作:棚瀬和重

『シティーハンター』は、「週刊少年ジャンプ」誌にて1985~’91年に連載された北条司さんによるアクション漫画で、その人気から4つのテレビアニメ・シリーズと3作のTV用スペシャル、4本のアニメ映画が作られた。

その人気は海外にも及び、香港(ジャッキー・チェン主演!)や韓国、さらにはフランスで(2019年)実写映画が制作されるなど、現在でもポピュラーな作品である。

今回制作したミニは、原作や、2019年2月公開の4本目のアニメ映画『劇場版シティーハンター〈新宿プライベート・アイズ〉』において、主人公の冴羽獠が乗るクルマを再現してみた(テレビシリーズでのミニはグリルの形状などからMk.3~ローバー・ミニ辺りと推測される)。

【写真33枚】超絶ディテールのミニ、制作過程など!

新宿の狭い裏道を走り回る!

作者の北条さんの映画に関するコメントによると、もともとミニのデザインが好きであり、主人公らが住む新宿の狭い裏道を走り回るのには小さくてパワーのあるクルマが良く、ライバルの海坊主と?の、体の大きな2人が狭い車内でギュウギュウになって移動する、なんてコミカルシーンも演出できることから、主人公の乗るクルマはミニになったそうである(サンルーフ付きなのは、当然走行中に身を乗り出してマグナムを撃つことができるからでしょう)。

ミニMk.1のプラモデルはタミヤとドイツレベルから発売されていたが、どちらも現在生産されておらず店頭在庫のみ。まだ入手しやすいのはタミヤで、今回もそちらを使用した。

’83年登場のこのキットだが、個人的には、大学生の頃に友人が作った完成品を見て室内の再現度に驚き、以降、クルマ模型を作るようになった(そして実車のミニに乗るようになった)きっかけでもある。

10インチ・タイヤとサブフレームを介した足周りを再現するためパーツ割りが特殊で、かつ最近の版はプラの材質が柔らかいので、組み立て時とその後の保管には注意が必要と感じている。

左右出しマフラーとフォグランプが特徴!

参考に映画の設定画を見ると、キットとの主な差異としては①フロントにフォグランプが付く②屋根にサンルーフが付く③ホイールがオリジナル?④マフラーが左右出し⑤ステアリングがモトリタ、という点が挙げられる。このうち①と⑤についてはラリー仕様のキットからパーツを流用し、②はキットの屋根のパーツを開口、閉状態のカバーは0.3mmプラ板の重ね合わせ、開状態のカバーはケント紙を折り曲げて再現。

③リム部分はキットから、センター部はプラ板やプラパイプでスクラッチ④はフジミのローバー・ミニのマフラーのパーツとプラ棒を曲げて再現した。

ボディはタミヤラッカーのイタリアンレッドに少量の黒を混ぜて塗装、屋根はガイアカラーのExホワイトにごく少量の黒と黄を混ぜたオールドイングリッシュホワイト、サンルーフのカバーはそれにフラットベースを混ぜた色だ。

エンジンルームはアニメでの設定は見つけられなかったので、友人の意見も参考にディテールアップを行った。ミニのエンジンルームはオーナーごとにパーツのチョイスや位置が変わってくるので、模型での再現が楽しい部分である。

タミヤのラジコン含むミニ関連製品が生産停止になったのは、ミニのブランドを擁するBMW社との版権契約が終了したことが原因とか言われているが、ぜひ再契約して頂きたいところである。その際には、これまで発売された各仕様のパーツをひとつのキットにまとめていただきたいな、と切に願うところでもある。(棚瀬和重)

modelcars vol.295

photo:Yoshihiro-HATTORI(服部佳洋) text:Masashi-HATA(秦 正史)

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