MOBILITY

2020.12.02

「ハコスカGT-R」当時150万円、今は2000万円!? 木村拓哉さんがCMでドライブしたスカイライン GT-Rをチェック!

1972年型、ニッサン スカイライン ハードトップ 2000GT-R

木村拓哉さん出演、日産TV CM第一弾「やっちゃえNISSAN幕開け編」では「ニッサン スカイライン ハードトップ 2000GT-R」通称「ハコスカ GT-R」が登場し大きな話題となった。

日産グローバル本社ギャラリーでは、CMで使われていた車両が11月まで展示されていたので、その模様を紹介させていただこう。
 
CMではハコスカGT-Rに初代フェアレディZ、初代サファリ、R32 GT-Rが登場。ギャラリーではそれらが一同に展示されていたが、中でもハコスカ GT-Rの注目度は高く、訪れる人々は皆写真に納めていた。

このGT-Rは神奈川県座間市の日産ヘリテージコレクションのもので、期間限定でディスプレイされていたものだ。
 
CMの冒頭、木村拓哉さんが暗い山道をこのクルマでドライブしていたが、ご覧のクルマの年式は1972年製。2ドアハードトップのKPGC10型GT-Rは、1970~72年の間生産されていたので、その最終型となる。

【写真25枚】ハコスカGT-Rの詳細はこちら!
 
コンパクトで飾り気がないのが逆にシブい!
 
シルバーのボディにリアのみ黒いフェンダーが装着され、黒いスチールホイールを履いたハコスカは、なんの飾り気もなくそれが逆に迫力を感じる。まさにいぶし銀といった感じだ。
 
ボディは全長4330mm全幅1665mmと今のクルマからすると小さく、直線的でまさにハコというイメージがしっくりくる。1970年代に国内ツーリングカーレースで無敵の強さを誇ったクルマは意外なほどコンパクトだ。

ハコスカGT-Rは1969年に4ドアセダンとして発売されるが、翌1970 年に旋回性能向上と軽量化のためにホイールベースを70mm短縮した2ドアハードトップ(KPGC10型)へとバトンタッチされる。
 
一番の特徴は、レーシングカーであるニッサンR380用エンジンの技術を投入した2ℓ直列6気筒・DOHC4バルブの「S20型」エンジン(最高出力160ps、最大トルク18.0kgm)を搭載したことだ。

新車で当時150万円、今の中古価格は2000万円
 
ちなみに、当時の新車販売価格は150万円。エンジンは価格の47%であったとよく言われている。
 
真っ黒で無骨なインテリアは、リクライニング機構のないバケットシート、エアコンなど快適装備のほかモールまでもが省かれたスパルタンなもの。燃料タンクは大容量100ℓのものが搭載されている。
 
こうして戦闘力を増したハードトップの投入によって、カーレースでのGT-Rは勢いが止まらず、1972年3月には前人未到の累計50勝を達成。
 
同年10月のワークス活動休止までに通算52 勝という大記録を打ち立てた。
 
現在世界中でこのハコスカGT-Rが人気となり、手に入れようとすると中古価格の相場は2000万円ということ。

2ドアハードトップのKPGC10は生産台数が1197台ということで、今後もその価値はさらに上がっていくことだろう。

RECOMMENDED


RELATED

RANKING