MOBILITY

2020.12.09

プジョーのEV「e-208」でプチ充電旅! 「日本・カー・オブ・ザ・イヤー」の「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した実力派【Eマガジン】

日本・カー・オブ・ザ・イヤーの「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したプジョー e-208 のフラッグシップモデル、e-208 GT Line

プジョーブランド伝統のコンパクトハッチバック「208」と、そのEVモデルである「e-208」が「日本カー・オブ・ザ・イヤー」で2020年度、輸入車の最多得点を獲得したモデルに与えられる「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。
 
受賞理由は「高剛性ボディとしなやかに動くサスペンションの組み合わせで実現した、クラスを超えた上質な乗り心地と、ドライバーの意のままにライントレースするハンドリングが秀逸」

「フランス車らしい内外装の高いデザイン性と精緻な作り込みも魅力で、発進時から豊かなトルクを発揮しガソリン車同様のフットワークを持ちながら、400万円を切る車両価格のEVモデル『e-208』を選べる点も評価した」とのこと。
 
ちなみに、このプジョー「208」「e208」は、2020年の欧州・カー・オブ・ザ・イヤーや「レッドドットデザインアワード」も受賞する実力派モデルだ。
 
EVでしかも輸入車となると、SUVモデルは1000万円を超える価格も珍しくないかe-208は389万9000円から購入可能。国産EVと変わらない値段は「次のクルマにはEVを考えている」という顧客にかなりアピールできるはずだ。
 
今回は、この208のEVモデルのフラッグシップモデル、e-208 GT Lineで、東京→横浜→千葉の袖ヶ浦までプチトリップをしてみた。

【写真63枚】プジョー e-208 「充電風景」はこちら
 
コンパクトボディに50kWhのバッテリーを搭載!
 
EVというと、床下にバッテリーを敷き詰めるレイアウトが多くスペースが必要となるため、車高を高くできるSUVがボディ形状としては向いている。
 
しかし、このe-208は全長4095mm、全幅1745mmというコンパクトカーだ。ガソリンモデルの208とまさに同じサイズで、エクステリアでの違いはエンブレムやロゴ、グリルデザインの差程度で、室内空間も208と変わらない。
 
EVの構成要素の中で多くの面積を占めるバッテリーだが、通常はスケートボードとよばれるように、床一面にバッテリーを敷きその上に居住スペースを設けることが多い。
 
しかしe-208ではバッテリーを敷き詰めずにH型とし、フロント、リアシートの下と前後に分割させたレイアウトとなっている。
 
実際には運転席の足元の後ろ、後席の足元前の空間がバッテリースペースとなり、最初は足先にその部分が触れる印象があるかもしれないが、慣れてしまえばどうということはない。
 
足元のスペースをうまく逃しながらバッテリー容量50kWhを実現、しかもガソリンモデルの208と室内空間は変わらないというのはコンパクトなe-208を目の当たりにすると衝撃的だ。
 
こうしたスペース効率は、新しいプジョーのEV専用プラットフォーム「e-CMP」によるものだそうだが、1983年にデビューした205から続くホットハッチの流れを、EVとして受け継いだこと。また、いかにも走りそうなデザインに試乗前からどこかワクワクしてしまう。
 
走って楽しい、飛ばしたくなるEV!?


 
内装も小さいステアリングに、包み込まれるようなコックピット。UI/UXにもすぐれた3D i-Cockpit®を初採用したということで、近未来的かつワンクラス上の上質感がありとても魅力的だ。
 
じつは、試乗の前の週にはこのクルマと同じプラットフォームながら車体が少し大きなSUVタイプのEV「e-2008」に試乗させていただいたが、ドライバーズシートに座った感じは、当たり前だがそれよりもタイトでアイポイントも低い。
 
小径ステアリングの上に3Dデジタルヘッドアップインストルメントパネルという各種メーターを確認でき、モーターとバッテリーの電力供給状態を3Dでグラフィカルに表示するスタイルはe-2008と同様、未来感にあふれている。
 
ただ実際にドライブしてみると、e-2008では高速道路などですぐに各種の運転支援システムを作動させ、ドライブモードもエコモードでのんびり運転をしていたが、このe-208はなぜかそのような気にならない。
 
スポーツモードにした上で、さらに回生ブレーキが効き電力をバッテリーに効率よく回収するBモードにシフトを入れ、ワンペダルでキビキビと走ることがとても楽しいのだ。
 
EVで、しかも自動運転時代になると、もうクルマを運転する楽しみはなくなるという話をよく聞くが、このe-208は「走りたくなる」「走って楽しいEV」というのがピッタリだと感じる。
 
ただ、やはりスボーツモードでバッテリーを気にせず走ると、高速道路ではすぐにバッテリーが減る。ただ、バッテリーが減ったら休憩がてらに充電すればいいだけのことだ。
 
実際の航続距離と気になる充電方法


 
気になる航続距離はJC08モードで403kmとのことだが、実際には一般道で300km程度。高速でエコを気にせずにドライブすると、航続距離は200km程度とのこと。
 
今回は東京→横浜→千葉県の袖ヶ浦にある「袖ヶ浦フォレストレースウェイ」→横浜という200km弱のコース。
 
実際に、ほぼ高速道路で飛ばし気味に走っていたので、帰り際に「道の駅木更津 うまくたの里」の中速充電器にて一回充電を行った。30分で7.28kWhを充電し無事横浜に戻ってきたが、航続可能距離50kmを残し余裕で帰路についた。
 
EVを選ぶ人が増えてきた!


はファロ・イエローのガソリンモデル 208、右は今回試乗したヴァーティゴ・ブルーのEV e-208。
 
プジョーでは、今回の208のように、同じプラットフォームでガソリン車と電気自動車の両パワートレインを用意し、顧客に選択の自由を提供する独自の“Power of Choice”コンセプトをマーケットに打ち出している。
 
これにより3年3万キロでのおおよその所有コスト(プジョー試算)が208(Allureグレードで259万9000円〜)とe-208(Allureグレードで389万9000円〜)で同等となりガソリンエンジン版を購入するのとさほど変わらないコスト感で、電気自動車をなんら特別なものと気負うことなく購入いただけるようになったとしている。
 
ライフスタイルにあわせ、ガソリンかEVを選べる時代がやってきたということだが、脱炭素化の流れを考えるとそろそろEVという方も増えてきそうだ。
 
実際、208/e-208は世界的にもセールスが好調で、日本国内でも7月のデビュー以来、顧客受注実績で208が1818台、e-208が105台の合計1923台(12月6日現在)と好調なセールスを記録しているとのこと。
 
ガソリンとEVを同じクルマで比べることができるプジョー・208。車重は試乗したGT Lineで比べると208が1170kgで、e208が1500kgとEVモデルが重いが、最高出力は208が74kW(100ps)でe-208が100kW(136ps)とEVが有利となっている。
 
208が気になる方は是非、ディーラーでガソリンとEVを乗り比べてみることをオススメしたい。

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