MOBILITY

2020.12.11

日産レパードが1500万円!? 「あぶない刑事」レパード(F31型)タカとユージ仕様を再現! 白ジャケットに無線機も【モデルカーズ】

日産レパード・アルティマ ◉アオシマ1/24 ◉作例制作:飯尾寿樹

「劇中車」とは、映画・ドラマなどに登場するクルマですが、当然、膨大な種類があります。

個人的に改めて定義付けると、「主役級の存在感を示すクルマ」。この考えのもと国産車メインで選択すると、『あぶない刑事』ファンとしては「ゴールド・レパード」一択です。

この2代目レパード(F31型)は1986年2月に登場。歴代レパードはコンセプトが迷走した結果4代目で終焉しましたが、初代・F30型は ’80年10月に、近未来的なデザインと世界初ワイパー付きミラーなど先進的装備を身にまとい、華々しくデビューしました。

【写真76枚】タカとユージのレパード詳細と作り方!

 打倒ソアラを目指す!


しかし、パワートレインは旧態依然のL型6気筒エンジン、格下の910型ブルーバードのシャシー流用というアンバランスさが災いし、セールスは振るわず。更に4か月後の’81年2月、ライバルとなるトヨタ・ソアラが登場。

エレクトロニクス満載の先端技術、端正なクーペスタイル、圧倒的パワーのDOHCエンジン搭載など、当時欧州車と肩を並べられる高性能を引っ提げた衝撃的な出現に、レパードの存在感はますます薄れてしまいます。

この雪辱を果たすべく、2代目レパードは正統的な2ドアクーペのみとなり、V6 3リッター・ツインカムを手に入れて、打倒ソアラを目指しました。

しかしあまりにコンサバなスタイルは古臭くも感じられ、サイドウィンドウの意匠はBMW 6シリーズの真似と揶揄されるなど、ソアラとの差は埋められずじまいでした。

「あぶない刑事」といえばゴールドレパード!

そんな中、’86年10月放映開始のTVドラマ『あぶない刑事』で、主役の「タカ&ユージ」が激しく駆る劇中車にレパードが選ばれ、その後のシリーズや劇場版にも登場。

『あぶない刑事』と言えばゴールド・レパードという強い印象を残し、最新(最終)作である映画『さらば あぶない刑事』にも登場しました。

この影響もあり、特に劇中車と同型の前期型ゴールド・レパードは、今や異常なほどの人気車に。アルティマのゴールドなど色とグレードによっては、1500万円以上ものプライスタグかつけられることも! 登場から30数年を経て打倒ソアラを果たしました(?)。

ゴールドの再現に苦労

さて、「ゴールド・レパード」のプラモデルは、アオシマのみが数種類リリースしています。今回は、現在入手が容易な『さらば あぶない刑事』版を使用しました。

ただ、今までも何度か作例になっているため、今回は「印象的なシーンや小物の再現」という課題が編集部から提示されました。

映画『またまたあぶない刑事』の被弾シーンがまず浮かびましたが、既に作例として掲載されたことがあるため(小田島俊介氏の作品)、次に印象的な、同作のタカのジャケットをドアミラーに掛けたシーンを再現することにしました。

『またまた~』の登場車両を出来るだけ忠実に再現するにあたり、一番苦労したのが独特なゴールド。

調査した資料はそれぞれ微妙に色味が異なるため、それらは参考程度にとどめ、自分がイメージした「青味がかったシルバー寄りのゴールド」を、模型的に少し明るめに表現しました。

エンブレムはメッキ調デカール(Special thanks 鎌倉BARACCA 南口一朗氏)で実車同様に再現。

室内も、複雑な内装色の表現や、無線機を取り付けるグローブボックスの撤去、自動車電話の土台となるオートカセットセレクターの追加(Special thanks 田中賢太氏、中島健太氏)など、実車同様に再現出来たと思います。

ミラーに掛けるジャケットは妻のお手製です(ありがとう)。『あぶない刑事』に登場するレパードは多くの方が作られており、それぞれの良さがあります。この作例もひとつの例として参考になれば幸いです。(飯尾寿樹)

【写真76枚】タカとユージのレパード詳細と作り方!

modelcars vol.295

写真:服部佳洋

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