MOBILITY

2020.12.16

1983年、伝説の「スカイラインターボC」を超絶再現! 「グループC」唯一のフロントエンジンマシンの魅力に迫る【モデルカーズ】

NISSAN SKYLINE TURBO Gr.5 Builder:大蔵友人 ◆Base:アオシマ1/24

日産 スカイライン ターボCは、1983年全日本耐久選手権、富士ロングディスタンスシリーズ参戦用として、R30スカイラインをベースとしたグループCカーだ。

グループCというカテゴリーは、ル・マンや、WSPCなどの耐久レースを走るマシンで、1982年に海外で本格スタート。翌83年には、日本でも全日本グル―プC選手権が開始した。

エクステリアの特徴は2座のクローズド・ボディーで、左右にドア、ワイパー、サイドミラーを装着。また、夜間の耐久レース用にヘッド、テールライトの装着が義務付けられているというもの。

ここで紹介するスカイラインターボCは長谷見昌弘氏のチーム、ハセミ・モータースポーツのマシンだ。

【写真7枚】スカイラインターボCを再現!
 
ポルシェ以上の人気を誇る
 
ハセミ・モータースポーツは、1982年のキャラミ9時間耐久に参戦した、スカイライン・RSターボ・キャラミ仕様をル・マン商会による改造でグループC規定に作り直す。別名スカイライン・ターボCキャラミ仕様といわれているのはこれによるものだ。
 
このマシンは市販車ベースのグループ5仕様がベースということで、グループCマシンの中で唯一のフロントエンジン搭載車。
 
グループCの規定に従って、全高を低くするためにルーフをかなり切り詰め、リアにはボディ一体型としたウィングを装着。
 
1982年に子供から大人まで、当時のクルマ好きを虜にしたスカイライン スーパーシルエットと似ているが、さらにワイド&ローなスタイルが特徴となっている。

エンジンはグループ5の、スカイラインRS・シルエットと同じ2100cc直4・ターボLZ20B型を
搭載した。
 
しかし、このスカイライン・ターボCは、その構造上熱に悩まされ、1983年の戦績はすべてリタイヤ。しかし、その人気は当時のポルシェ以上だったという。

再生産された絶版キット
 
このスカイライン・ターボCの抜群の人気から、グンゼ産業(現GSIクレオス)が1980年代中盤に発売したキットが、スカイライン・ターボ・グループ5。
 
以来、長らく絶版キットとしてコレクターズアイテムと化していたが、2010年にアオシマがその金型を引き継ぎ、再生産を開始している。また再生産にともなって、シルクスクリーン印刷のデカールや、エッチングパーツ入りの仕様も発売され、以前よりもがぜんその魅力をアップしている。
 
作例ではこのキットに思い入れのある、プラモデル歴30年というベテランモデラーによる丹念な仕上げで、最新のキットにひけを取らない、抜群のリアリティを醸し出している。
 
本作品はエッチング無しバージョンを制作しているため、ワイパーやボンネットピンはモデラーズ製、シートベルトもアフターマーケット品を使用。
 
それ以外は塗装の妙(立体感を出すために室内のシルバーの塗装はガンメタを吹いてからアルミシルバーをグラデーション気味に吹くなど)、丹念な塗り分けによって、ここまでの精密感を出している。

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