MOBILITY

2020.12.19

国産旧車ガレージ訪問! 1階は「クラウン」「ベレG」「ホンダZ」! 2階はネコのガレージハウス【ガレージライフ】


千葉県某所にあるOさんのガレージハウスは、普段シャッターを占めた状態では、住宅街の風景にごく自然に溶けこんでいる。

ところが一歩中に入ると目に飛び込んでくるのは、マニアならずとも息を呑むディープな光景だ。

主役と言うべきは絶妙なメタリックブルーのボディにハイレベルなカスタムが凝縮された“TOYOROD"。

1961年式のクラウンピックアップをベースに4年がかりで仕上げた1台で、「YOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOW 2009」でアワードを獲得。

カワサキKH250のマッドマックス仕様やモンキーも同系色でフィニッシュされ眠っており、さらに作業中のベレットGTRやホンダZが鎮座する。

【写真16枚】クルマ4台、バイク4台が入る国産旧車ガレージ!

ガレージの主が熟練のカーマニアであろうことは、疑いの余地もない。

自宅はあくまでもクルマ置き場というOさん。“TOYOROD"を仕上げた主治医のショップも近所にあることから、リフトアップなどの作業もそこに行って行うのだそうだ。

クルマのために珪藻土、ヒトはクロス仕上げ!?

天井高を充分に確保した1階ガレージと趣味部屋は、壁全面と天井まで珪藻土が塗られて吸湿性能を確保している。

「本当は家全部に珪藻土を塗りたかったけど、結構高かったので、居住区画の2階はクロスで行こうと。職人さんに「逆じゃないんですか?」って聞かれましたが、クルマの方が大事だから(笑)」

今度は玄関からO邸に入ると、広い玄関にプラモデルやイジリ中のバイク、その他諸々のアイテムがガレージ以上の密度で山をなしている。

ここが趣味部屋だそうで、ぐるっと奥に回ると上がりかまちがある。2階への階段は 幅1365mmという広さだ。

実はこの家、仕事柄、図面にある程度の心得があるOさんが、ゼロから線を引いてほぼそのまま建ててしまった、完全自分仕様のカスタムガレージハウスだ。

クルマ最優先で設計した家

最優先に考えたことは、敷地の中にどうすれば愛車が全て収まるか? ミニカーを用意して、同じスケールで敷地や家の線を引いていった。

例えば「ガレージに入るクルマは3台だな」と考えると、ミニカはおのずと屋外駐車になる。

ならばミニカをギリギリ停められる幅を玄関脇に持たせた場合、家は境界線からどれだけ後退し、その場合は階段の幅はどれだけ確保できるだろうか……といった具合である。

構造計算や確認申請は施工を担当した「協和不動産」に行ってもらったものの、ほぼOさんのプランのままで建ったそうだ。

ガレージの高さと空間をできる限り大きくするため、「テクノストラクチャー」という、木造在来と鉄骨が複合した工法を採用。

1階全てががらんどうにできればクルマ4台を収納できたが、予算的にオーバーしてしまうため、趣味部屋の分だけ間仕切りを入れることにしたのだった。

「結果的には、それが仕切りになってアコーディオンカーテンを取り付けられて、冷暖房が効くようになったおかげで、趣味部屋でゆっくりバイクをイジれることになって逆に良かったですね」

1階は人とクルマ2階にネコのガレージハウス

ガレージが先、居住スペースは後。言わばガレージに寝床をくっつけたようなイメージの住まいとなったO邸。

モノで満たされた1階と対照的に、2階はすっきりとしている。ネコの活動スペースが2階であることも大きな要因だ。

「昔は寝室でプラモデルを作ってたんですけど、色を塗る時に臭くて.……。しかも猫が部品を蹴っちゃう(笑)。今、作業は全て1階にしています。引っ越してから増えたアイテムの方が多いかも?」

現在は趣味部屋で、カワサキZ1のプロジェクトを着々と進めている様子。映画「マッドマックス」の劇中に出ていた、Z1系をベースにしたポリス仕様バイク、ポリス1000のイメージを目指しているそうである。

クルマ、バイク、プラモデル等々、好きなアイテムを詰め込んだ理想のガレージハウス。ここで仕事やカスタムのエネルギーを充填しているのだ。

【Garage Life 編集部】

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