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2020.12.31

絶品! 台湾の超シンプル朝ゴハン「ミーガオ」を「彩鳳米糕」でいただく【台湾・台中散歩】

ここで紹介するのは、台湾の注目エリア台中で知る人ぞ知る人気料理店「彩鳳米糕」です。

台中に訪れると朝ごはんの選択肢がたくさんあり、観光客向けにおススメされているそのほとんどが「炒麵配豬血湯(チャオミェンとジューシエタン)」「大麵羹(ダミェンゲン)」「肉蛋土司(ロウダントゥースー)」「飯糰(ファントゥァン)」「爌肉飯(クァンロウファン)」といったところ。

しかしここで紹介するのは、米糕(ミーガオ)という料理で、その意味は米(もち米)、糕(ガオ=蒸し固めた塊のこと)を指します。

彩鳳米糕の作り方はシンプルで、もち米の純粋な味わいを残しながら蒸しあげ、上からとろとろに煮込んだ肉とその煮汁をかけるというもの。

もっちりとしたご飯は、タレを加えずそのままでもふわっとした香りだけでいただけます。

彩鳳米糕の香りの秘密は、米糕にラードを混ぜているから。お米の食感があり大変もっちりとしています。

ほかに肉そぼろ(肉燥)や煮卵(滷蛋)、肉団子(貢丸)も大事な脇役たち。

ここで米糕を食べる人たちの多くは煮卵(滷蛋)と肉団子(貢丸)も合わせて注文しています。

この鍋で煮込んだ肉そぼろは香りも良く、甘じょっぱい味がたまりません。米糕を注文した人は無料でカツオのスープもいただくことができます。


こちらがご自慢の「米糕(ミーガオ)」。カツオのスープが無料で付く。

【写真】彩鳳米糕の店舗の様子

ミーガオを30年以上作り続ける

もともとは台中で有名な米糕屋さん、「民生米糕」に22歳で嫁ぎ、姑と共に米糕を作り始めたというのはオーナーの陳彩鳳さん(55歳)。

多くのお客さんが独身から家庭を持つようになり、さらに子供を出産後満1か月のお祝いのおこわ(彌月油飯)まで、こちらに注文するようになりました。

「私は22歳で台中市に嫁いできてから、姑から米糕(ミーガオ)作りを学び、米糕店を営んできました。

30数年、毎朝4時に起き、90キロ(150台湾キロ)のもち米を準備して蒸し、カツオスープを煮込みます。

営業中はお客さんへ挨拶をしながら10時間近くせわしなく過ごし、やっと休憩ができます。

しかし30年以上経ってから徐々に外国人のスタッフがお店の実権を握るようになり、家庭では離婚に発展するなど、当時は毎晩泣いていました。

しかしその後、二人の娘とお客さんの応援もあり、東興路に独立して『彩米糕店』を開店したのです。

店では私のような離婚歴のある女性を優先して採用し、さらに学生の子供がいる人には毎月2,000台湾元(約7,400円)の手当てを支給しています」

運命が大きく変わり、離婚を経験し、ガンも患ったということですが、今では過去の話を笑ってできるという陳彩鳳さん。

再起を決意し、自分の名前で店を開いたところ、創業1年足らずで、常連客の方々が押し寄せてきてくれたそうです。

伝統的な懐かしい味、選りすぐりの食材、そして真心を込めた接客対応に、彼女のファンになる美食家たちはどんどん増えているとのこと。

彩鳳米糕のメニューはシンプルで、主役の米糕以外には、煮卵(滷蛋)、揚げ豆腐(油豆腐)、肉団子(貢丸)、白菜煮(白菜滷)にサツマイモの葉(地瓜葉)、きゅうりや冷奴の冷菜、おこわ(油飯)も販売しています。

朝6時に開店し、夜の8時まで営業していますので、朝晩いつでも米糕を食べることができます。

彩鳳米糕は「審計新村」「草悟道」「美術館」「精明商圈」などの観光スポットからも遠くありません。

これらの観光スポットへ来る際、食事選びに困ったら、ぜひここの米糕を食べてみてくださいね。

 
彩鳳米糕

住所:台中市西区東興路三段4号
電話:04-2473-7186
営業時間: 6:00-20:00

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