MOBILITY

2020.12.24

幻! の「ケンメリGT-R」に4ドア「ヨンメリ」街道レーサーが!?  1/24に創造力を込めて【モデルカーズ・チューニング】

アオシマの1/24をベースに作成した「ヨンメリ街道レーサー」

1972年に発売された4代目スカイライン(C110型)は、当時のCMで「ケンとメリーのスカイライン」というキャンペーンを展開。「ケンメリ」の愛称で人気を博したのはご承知のとおり。

昨今の旧車人気により2ドアハードトップのケンメリ スカイラインの価格が高騰し、改造ベースとして4ドアセダンのケンメリにも人気が飛び火。

4ドアのケンメリということで「ヨンメリ」という愛称が定着し、こちらも価格が高騰している。

さて、このケンメリスカイラインは、1973年に先代ハコスカGT-Rと同じS20エンジンを搭載した、ハードトップ2000GT-R(KPGC110型)がデビュー。

総生産数がわずか197台ということで、国産旧車の中では超プレミアがつく幻のクルマとなっている。

【写真5枚】幻!? のヨンメリGT-R 街道レーサー

うち、195台が市販され、2台がレース用の試作車となり、同年の東京モーターショーではそのレース仕様が展示されていたが、結局ケンメリGT-Rはレースに出場することはなく、幻のレースカーとなった。

お約束のカリーナテールも!

ここで紹介するのは、プラモデルビルダーの後藤裕介氏が「このケンメリGT-Rに4ドア・モデルがあったら? 」というイメージからアオシマの1/24をベースに作成した「ヨンメリ街道レーサー」だ。

制作にあたってのストーリーは「“幻のケンメリグランプリ”にもし4ドア仕様があり、追浜ワークス近くの解体場に廃棄され、それが地元の人間によりレストアされて街道レーサーとして生き長らえていたら!?」というもの。

追浜ワークスとは、1960〜70年代に日産の追浜工場にあった実在する特殊車両部で、レース車両やプロトタイプモデルの開発を担当していたチームのことである。

リアウインドウに貼られた追浜名物 黄金焼のデカールは、このクルマのオーナーによる地元愛とのことで、作品には途方もない創造力と技術、後藤氏のスカイライン愛が駆使されている。

ディテールはアオシマ、レーシングのフロントパネルを使い、ゴールドをアクセントとしたカラーリングをチョイス。実在のレーシングと共通したイメージを構築している。

しかしながら、ライトカバーの開口部からはホースを出しオイルクーラーを装着、ホイールは深リム鉄チン、フェンダーはパテ埋めしダクトも設けるなど、街道レーサーとしてのディテールをそこかしこに共存させた。

リアビューはボディ一体のリアスポイラー、カリーナテール、控えめな竹ヤリマフラーなどで装うが、後ドア窓の茶色い旭日旗が乾いた血を連想させ、危険な香りを漂わせている。

各要素がバラバラになることなく、統一感を持ってまとまっているところに、さすがのセンスが窺える一台となっている。

modelcars tuning 其の参

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