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2020.12.26

希少!「ポルシェ911スピードスター」を築40年のビルガレージに リノベーションで超モダンな空間を【ガレージライフ】

1989年式のポルシェ911カレラ3.2スピードスター。グラマラスなシルエットが美しい

1988〜89年の2年の間に、約2000台が生産された911カレラ3.2スピードスターは、世界的にも希少なモデルだ。
 
356スピードスターがオマージュされ、低く寝かされたフロントウインドウにリアは、ダブルバブルと呼ばれるソフトトップのカバーが特徴的だが、今回紹介するのはそんなスピードスターが収まる都内のガレージである。
 
東京都千代田区、最寄りの駅から徒歩5分という好立地に建てられた5階建てのビル。
 
かつてはオフィスが入り、毎日にぎわっていた地域だが、最近では新築のオフィスビルの出現により会社が移転、古いビルには空きスペースが多くなっているという。
 
ただ、そうした雰囲気のある雑居ビルをリノベーションしてオフィスや住まいにするというのも、逆に人気が出ているようだ。
 
都内にガレージ付きの物件を探していた、スピードスターオーナーのTさんも現在の5階建てのビルに目をつけ2009年に購入。
 
昭和45年に建てたビルというから、購入当時すでに築40年が経過していたが、なんともいえない雰囲気があり、ビルトインガレージ付きの住居にリノベーションしたいと考えたという。

【写真14枚】希少なスピードスターをリノベガレージに!
 
築40年のビルにビルトインガレージを
 
ガレージをリノベーションしたのは『スターディ・スタイル一級建築士事務所』(以下SS)で、代表の塚本さんとTさんとは約30年もの親交があるとのことであった。
 
スペース的にはクルマ4台が入るスペースではあっが、そこにポルシェを2台納めたいと相談。
 
今までは扉のないオープンのカースペースであったが、木製のオーバースライダーを装着し、壁面はマットブラックで塗装。ガレージ内のライティングにもこだわった。
 
ガレージドアは木製ガレージドアを手掛ける『ワールドガレージドア』に幅4m、高さ3.8m という規格外のサイズをオーダー。レールを設置するための鉄骨が入れられた。
 
ガレージ床は大きな変更をすることなく、クラックの補修のみ。そしてIKEA で購入したアルミ製のデスクを入れてワークスペース作り上げた。
 
以前、マンションで暮らしていた鳥海さんにとって、洗車をする時間が愛車を眺める至福の時であったとのこと。
 
現在は、ガレージにクルマを納めることができたため、洗車をする回数は減ってしまったが、洗車が好きな鳥海さんは洗車キットにもこだわりがあるようだ。
 
本当は「ガレージのなかで洗車ができれば最高ですが、傾斜がついてないのでガレージ前でホースを伸ばして実施しています」とTさんは語る。
 
上階は住居とオフィス
 
5階建てのビルの3~4階がTさんの自宅で、5階がオフィス、ビルの2階は約51㎡の賃貸スペースとなっている。
 
シンプルで真っ白な壁面に、ポップな刺し色が利いたソファ、そしてカルテル製のテーブルなどデザインの美しい家具が入り、T夫妻雰囲気に似合うなんともオシャレな空間だ。
 
リビングにはリノベーション前が和室だったことがうかがえる障子も残り、Tさんのもうひとつの趣味であるギターがディスプレイされていた。
 
中古のビルを購入し、きれいにリノベーションしてガレージを完成させた鳥海さん。
 
予算はリビングに割いたためガレージの壁面や床は工夫してコストを抑えるなどし、素敵なガレージを手に入れた。
 
モダンな空間に収まるスピードスタート、日常で使っているポルシェカイエンは、東京にとてもよく似合っていた。

【Garage Life】

Photo/Masatake-ISHIKO( 石河正武 ) Text/Jun-ISHIHARA( 石原 淳)

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