1989年5月に登場した8世代目スカイラインの標準モデル。
その発売から3か月ほど遅れて発売されたGT-R(BNR32型)はすでに登場から31年が経過し、貴重なヒストリックスポーツカーとなっていることはご存知のとおり。
基本的なボディラインは標準モデルと同様ながら、フェンダーを大きくフレアさせ全幅は60mm拡大して3ナンバーサイズに。
エンジンの冷却効果を高めるべく、2条のバーを備えたフロントグリルや大型のインテークを備えたフロントバンパーなど、当時では国産車離れした迫力が印象的であった。
◎メイクアップ「アイドロン」1/43レジン製ミニカー◎価格:¥24,000(税別)◎メーカー品番:EM364K コレクションの基本は“素”のGT-RからNISSAN SKYLINE GT-R (BNR32) 1991メイクアップが量産モデルカーとしては世界最高水準のクオリティを実現すべく開発したブランド「アイドロン」では実車の3Dスキャンをはじめ、綿密な取材を行ってまさに実車さながらの雰囲気を1/43の世界に封じ込めることに成功している。
ミニカーのカラーリングは写真のブラックパールの他、ガングレーメタリック、スパークリングシルバー。レッドパール、クリスタルホワイト、グレイッシュブルーパールが用意された。
【写真20点】R32GT-R、VスペII、ニスモSチューンを1/43で辿る!
BNR32ロードゴーイング仕様の完成形NISSAN SKYLINE GT-R V-spec II (BNR32) 1994

◎メイクアップ「アイドロン」◎1/43レジン製ミニカー◎価格:¥24,000(税別)◎メーカー品番:EM382C BNR32は日産の目論見通り、Gr.Aレースカテゴリーでは無敵の存在となったが、改造範囲の少ないGr.Nカテゴリーでも強力なコンテンダーとして名乗りを上げた。
しかし、強力なエンジンと抜群のトラクション性能を誇る4WDシステムで圧倒的な速さを誇る一方で、ブレーキのパフォーマンス不足も顕著となっており、それを克服するため設定されたのが大径のブレンボ製ブレーキを備えたVスペックだ。
アイドロンがモチーフとしたのはその発展版にあたるVスペックIIで17インチのBBSホイールと245/45R17というワイドなタイヤが特徴。
見せ所のホイールはホワイトメタル製で、繊細なスポーク越しにはしっかりとブレンボ製のブレーキシステムが確認できる。
カラーリングは写真のガングレーメタリック他、スパークシルバー、クリスタルホワイト、レッドパール、ブラックパールがリリースされている。
ワークス直系のノウハウが詰まったチューンドR32の最高峰NISSAN SKYLINE GT-R (BNR32) NISMO S-tune 2003

◎メイクアップ「アイドロン」◎1/43レジン製ミニカー◎価格:¥24,000(税別)◎メーカー品番:EM370B 1991年にGr.A用のホモロゲモデルとして500台が販売されたGT-R NISMO。
こちらはそのスピリットを受け継ぎつつ、2003年にニスモが発表したチューンド&アップデート・プランの『S-tune』のデモカーとして製作された個体を再現している。
バンパーやボンネット前端のモールなどはGT-R NISMOに準じているが、サイドシルプロテクターやトランクスポイラーは省かれており、そうした特徴も実車を忠実にトレースしている。
VスペックII用のブレンボ、17インチのNISMO LM GT4ホイールなども見どころのひとつ。お馴染みのグラフィックスの上にはしっかりクリアコートが施されて鏡面仕上げとなっているのはメイクアップならではといえる。
【写真20点】R32GT-R、VスペII、ニスモSチューンを1/43で辿る!modelcars vol.296