MOBILITY

2021.01.11

驚愕! 「R35 GT-R」のIMSA参戦をイメージしてクリエイト。パンデムキットが見事にハマる【モデルカーズ・チューニング】

Nismo Pandem Greddy GT-R “IMSA edition” Builder:高橋 淳 ◆Base:タミヤ 1/24

2002年8月に生産を終了したスカイラインGT-R。
 
1969年に登場した初代以降、GT-Rはスカイラインとメカニズムやプラットフォームをシェアしながら、その動力性能を極限まで高めた“超スカイライン”として確固たる地位を築いてきた。
 
しかし、その制約の中で苦しんできたのも確かで、世界の名だたるスーパースポーツに匹敵するためには専用のプラットフォームが必須であった。
 
そうして2007年にネーミング通り、スカイラインとは決別し、専用モデルとして登場したのがGT-Rである。
 
その最大の特徴は、エンジンを車体前方に置き、トランスミッション、 4WDトランスファーを車体後方に置いたトランスアクスル方式で、あらゆる走行状況において最良の前後重量バランスやトラクションを得ることに成功している。
 
プラモデルも実車登場以降間もなく、タミヤ、アオシマ、フジミがそれぞれキットを1/24スケールで発売。
 
アオシマに関しては2014年モデルにいたるまで、実車の年次改良にそって、幾度か新規金型でパーツを追加してアップデートを続けている。
 
ここでは、そんなR35GT-Rのタミヤキットをベースに作り上げた驚愕の一台を紹介していこう。

【写真13枚】想像上のR35 GT-R その全貌
 
トランスキットではなく
すべてビルダーの手による驚愕の1台


 
“実際にこういうマシーンが存在する”。そう言われても信じてしまいそうなほどのリアリティと説得力に溢れたのがこのタミヤのR35 GT-Rをベースにした高橋淳さん制作の作品だ。
 
どちらかといえば、ドリフトやストリートイメージの強いパンデムのボディキットを装着しながら、日産伝統のトリコロールカラーを纏うことで、IMSA参戦車を意識した正統派のレースカーに仕立て上げたビルダーのセンスとテクニックに驚かされる。
 
ここではその徹底した作りこみを様々な角度からご覧いただきたいと思う。
 
オーバーフェンダーのオーバーラップ量は片側約4mm。光硬化パテを盛って削り出すことで造形しているが削り出しでは均一感を出すことが難しい、緩いRのついた凹断面やフェンダーアーチ外周のプレスラインなどの美しさは目を見張るものがある。
 
ホイールはサーキットカーをイメージしているため、落とし過ぎない健全な車高に、レーシーなアオシマ製BBS LMの20インチをリバレルして装着。
 
ホイールセンターにクリア樹脂を盛って立体感を出すなど細部まで神経が行き届いている。
 
ひと口にパンデムのGT-R用ボディキットといっても、様々な仕様がある。
 
この作品はビルダーによれば、おおよそ3世代に分類されるボディキットの中から、第2世代フェンダーに第3世代をイメージしたダックテールやディフューザーを組み合わせたオリジナル仕様となっているとのことだ。
 
そして一番驚くべき点が、そのすべてが光硬化パテとプラ板から自作したハンドメイド品という点で、人間の手で盛って削ったというのが俄かには信じられない面の平滑さと、ラインのシャープさから、ビルダーの卓越したスキルを感じ取ることができる。

【写真13枚】R35 GT-Rその恐るべきディテール

modelcars tuning 其の参

写真:服部佳洋

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