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2021.01.12

「3Dプリント」で作る、世界にひとつの「鉄道模型」!  「アルファエックス」「ラビュー」、3D出力は「DMM.make」で【RMモデルズ】

3Dパーツを用いて製作した西武001系ラビュー。全て3Dで作るのではなく使えるパーツは適宜製品から流用しコストを抑えつつ細密な模型にしている。

かつては、模型をゼロから作るとなると高度な技術や設備、そして果てしない作業を必要とした。
 
だが近年では3Dモデリングソフトを使いデジタルで立体設計し、それを3Dプリンタで出力するという手法が確立されつつある。
 
これにより自作で模型を製作する場合の作業効率が飛躍的に向上した。
 
今回はそんな技法で製作された2車種の鉄道模型を見ながら、3D出力での模型製作の術をご覧いただこうと思う。

【写真15枚】3Dプリントで鉄道模型製作、やり方公開!
 
DMM.makeで出力
 
今回紹介する3Dプリントで製作した作例は長い鼻が特徴のJR東日本の最新試験車「ALFA-X(アルファエックス)」と、曲面デザインの先頭車と銀色一色の車体が特徴的な西武鉄道の最新特急車「ラビュー」だ。
 
3D出力で製作するといえど、イチからすべて3Dで作るわけではない。
 
理由としてはコストが高くついてしまうからだ。というのも、設計はフリーの3D設計ソフトを使用するが、出力には料金が発生する「DMM.make」という3D出力サービスを利用するため、使えるパーツは適宜、製品から流用している。
 
そうすることでより細密感も上がる効果もある。
 
3Dプリントならではのテクニック


 
一昔前では鉄道模型の自作といえばプラ板や時には紙などを使い文字通りゼロから作る方法か、キットからの改造が主流だった。
 
しかし、このような技術の発達により3Dプリンタの精度がNゲージサイズという小さなものでも正確に出力できるようになった。
 
だが、データを車体の形状そのまま出力し、塗装して完成、というような一筋縄ではいかない。
 
3D特有のギザギザ状の積層痕を目立たなくさせるために、一度プラモデルのような「板キット」状に出力し、組み立てる必要がある。
 
DMMへ発注後、時期にはよるものの大体10日ほどで車体パーツごとに分けられた「板キット」状で届く。
 
これを箱型に組み立てるのだが、3Dの特性上、ギザギザ状の積層痕はどうしても残ってしまう。
 
それを目立たなくさせるために紙ヤスリで研いでいくが、他のディテールの溝などを削りすぎて消してしまわぬよう、慎重にやる必要がある。
 
さらに3Dは積層痕の他にも「反り」が発生していることがあり、これを直すために熱湯につけて少しずつ本来の形にしていく。
 
そうしてやっと組み立てることができるのだ。
 
また、組み立てもアクリル樹脂である3Dモデルはプラスチック用接着剤ではなく、瞬間接着剤を使用する。
 
3Dには3Dのテクニックがあるのだ。
 
効果的に3Dパーツを使い効率化しよう!
 
すべてを3Dプリントにより製作するのは難しくても、すでに製品化されている模型に3D出力パーツを組み込むことで効率的に作業をすることができる。
 
鉄道には窓をはじめサイズを均一にする必要があるパーツがたくさんあるが、出力により正確に数多く作成できるようになったのも、3Dプリントの利点と言えるだろう。
 
従来の自作模型とはまた一味違った楽しみ方ができ、さらに作業を効率化しつつ、これまでよりも細密な模型作りが可能となった3Dプリントを活用しての製作。
 
今後の可能性の広がりに注目していきたいところだ。
 

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