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2021.01.18

「モスラ」に「パンダ」!? 今すぐ飼いたい人気 「シュリンプ」5選【アクアスタイル】

レッドビーシュリンプ

美しい個体が入手しやすい
「レッドビーシュリンプ」

現在のシュリンプブームがここまでになったのは、このレッドビーシュリンプを差し置いて他ならない。

誰が見てもその美しさに目を惹かれる紅白の鮮やかな色彩は、日本だけでなく世界でも愛好者が絶えないほどの人気ぶりだ。

中国を原産とする天然のビーシュリンプをもとに今日の美しきレッドビーシュリンプが改良されてきた。

多くの年月とたくさんのブリーダーたちが切磋琢磨することで今なお進化が見られるシュリンプ界のエースである。

現在ではレッドビーシュリンプが安定期を迎えてだれもが気軽に楽しめるようになったが、過去にさまざまなハードルがあり、今日の基準が作られたといってよいだろう。

当初は茶色のバンドにごく少量白地がのる程度のワイルド個体から、バンドに赤みを持つ個体が突然変異的に得られた。


その可能性をさらに広げて赤みはもちろん、バンド部分以外はほとんど透明であった体に対して選別交配の結果、徐々に白地の面積が増加していき、現在のレッドビーシュリンプにつながる紅白のビーシュリンプにたどり着いた。

当然このエビは多くの注目を集め、次第に繁殖・選別に係るファンやブリーダーが増えていった。


原種ではバンド模様が基本となるため、バンド以外の部分にのる白地の追及は面積が多いほうが理想とされた結果、日の丸やモスラといった表現の個体はより高額となった。


時は前後しているかもしれないが、白地の面積拡大を共通の目標とする流行りの中でスノーホワイトと呼ばれる全身白地のビーシュリンプが世間を騒がせた。

当時はその希少性も含めものすごい金額で取り引きされ、シュリンプブームが全国に疾風のごとく広まったのである。

その後時間をかけてさらなる芸術性を追求する流れの中でスノーホワイト血統との混血はボディの色彩の濃度を低減させる結果から、白地の面積拡大を優先していた選別や交配のポイントが大きく変わることになった。

次に重要視されたのが紅白それぞれの色彩の濃さであった。

結果的にスノーホワイト血統を含まない個体で選別交配したほうが、より美しさの完成度を上げることができた結果から、スノーホワイトが出現する血統を排除する傾向が生まれた。

現在流通するレッドビーシュリンプはほとんどスノーホワイトが出現することがなくなったのである。

一部のハイブリット血統を除いて現在ブランド名がついているレッドビーシュリンプではスノーホワイトの影は皆無に等しい状況となった。

現在でもこの潮流は不変であり、海外でもPRL(ピュアレッドライン)という血統用語になっている。

そして紅白のバランス、体色、質感、色彩の濃さを筆頭に脚の色、体形に至るまで、さまざまなポイントに重きを置いてレッドビーシュリンプの美しさを総合的に判断される状況になっている。

敏腕ブリーダーたちの功績で、過去にもまして優良な個体が手の届きやすい状況にあるといってよいだろう。


文:平野 威 

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