こちらがシャドーシュリンプ全盛の頃に最高級に位置づけられた品種である。
もともと台湾から輸入・リリースされたのがきっかけのシャドーシュリンプであるが、当時はパンダ、キングコング、フルブラックの3タイプによりランク分けされていた。
パンダはビーシュリンプでいうところのバンド柄、キングコングは体の一部、とくに頭部と腰部にシルバーバックのような白い斑紋が入る個体が多かった。
そしてフルブラックは名前の通り全身真っ黒のタイプである。
価格は白の面積が多いほど安く、白の面積が少ないほうが高額であった。
つまりパンダは低額、フルブラックは高額となっていた。
ビーシュリンプの先入観からか、当時この事実は日本のマーケットにスムーズに浸透し、ビーシュリンプで培われてきた純血を尊重しながら選別・交配を重ねる楽しみはシャドーシュリンプでも大いに盛り上がった。
その後、徐々にフルブラックよりの個体が国内で増加して、シャドーシュリンプの流行りは全国に広がった。
パンダタイプの価格が下落の一途をたどる一方、混乱を招く事態が発生する。
ブラックシャドーの日の丸とモスラタイプの存在に、フルブラック至高主義の現状にメスが入った。
当時純血を厳守する一方でパンダ柄はバンドに位置し、フルブラックを崇める傾向があったのはブラックシャドーでは日の丸やモスラの柄ができないと考えていたからである。
ビーシュリンプと交配の結果生まれたシャドーモスラは日本人のビーシュリンプ観に見事に同調、フルブラックから一転してベクトルは180度反転したのである。
そして、そのモスラ柄かつシャドーシュリンプの遺伝子によって、白地が青く染まったブラックシャドーブルーストロングは今でも特有の魅力を放っている。
そして驚くことに当時一番安価であったパンダと同じぐらいの価格で入手できる時代にまでなったのである。
写真:Takeshi Hirano、Hiroyuki Sasaki
AQUA style
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