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2021.02.17

185系「踊り子」3月定期運行終了! JR東日本最後の「国鉄型」特急車両「185系」の永久保存版ムック発売!【レイル・マガジン】

ネコ・パブリッシング刊  『185系「踊り子」最終章』より

もう「国鉄」をリアルに知っている方と言えば中高年以上ということになろうか。

何しろそれが消滅したのは34年前の1987(昭和62)年のことだ。

「国鉄」とは日本国有鉄道の略で、全国一元で路線を展開し鉄道運行を担った公共企業体のこと。

1987年に民営化の上で旅客会社6社+貨物会社1社に分割され、その後の新型車両は各社が独自に開発をしている。

国鉄時代に誕生しJR各社に引き継がれた車両たちも、老朽化によって順次第一線を退いているのは時の流れの必然だろう。

1981年に登場の国鉄型車両!

鉄道車両の世界では、都会の花形路線用に登場した車両が経年と共に地方の閑散線区に転用されるというのもよくある話だ。

しかし、国鉄時代の1981年に登場し、その日から1日も間を置かず毎日東京駅に顔を出してきた稀有な電車がある。

伊豆方面へ向かう特急「踊り子」の185系という電車だ。その系列名は知らずとも、アイボリー色の車体に大胆に斜め3本の緑帯が入った電車、と言えば「見たことがある」という方も多いことだろう。

この電車の古参ぶりはJR東日本管内では際立っている。

東京駅で顔を合わせる他の電車はいずれもJRになってから製造された電車ばかりで、さらにその中で世代交代している路線も多い。

そして実はJR東日本管内全域を見渡しても、既に国鉄型車両を使用した定期特急列車は他には存在しないのだ。

【写真7枚】185系「踊り子」癒しの風景写真を見る!

「踊り子」以外でも活躍した185系


185系も、かつては「踊り子」以外の列車でも広く活躍していた。

例えば上野から北関東方面を結ぶ「草津」「水上」「あかぎ」「なすの」といった列車たち。これらは系統が廃止となったり、新しい系列に置き換えられたりして、既に185系の活躍は見られない。

そしてついに「踊り子」の185系にも、終焉の時が近づいている。

JR東日本では、来る3月13日のダイヤ改正で、「踊り子」の使用系列をより新しいE257系に統一すると発表。

同時に、185系のもう一つの重要な運用である通勤客向けの「○○ライナー」もすべて廃止(特急への格上げ)とし、185系は定期運用を完全に失うことになっているのだ。

詳しくはムック『185系「踊り子」最終章』で

非常事態宣言下、旅行もままならない日々だが、185系はそれでも日々の運用を黙々とこなしている。

ダイヤ改正後は恐らく少数が臨時列車として運用されることになるが、少なくとも、かつて国鉄本社が駅前にあった東京駅に毎日乗り入れることはもうない。

東京駅から国鉄型の車両が姿を消す日…それがもう眼前に迫っているのである。

その185系の登場から現在までをまとめたムック『185系「踊り子」最終章』が発売中だ。

開発の経緯や運用の変遷、名撮影地での雄姿をつづったカラーグラフ、鉄道模型の紹介など内容は盛りだくさんとなっているので興味のある方はチェックしてみていただきたい。

ネコ・パブリッシング刊  『185系「踊り子」最終章』詳しくは以下をクリック!


【レイル・マガジン 編集部】

写真:川野秀樹、佐野嘉春、武 俊典、藪下茂樹、横井規和、渡辺康正

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