MOBILITY

2021.03.04

衝撃! 「日産スカイライン・ターボGr.5」を超リアル再現! 名作キットを細部まで作り込む! 【モデルカーズ】

日産スカイライン・ターボGr.5(1982年キャラミ9時間耐久仕様) ◉アオシマ1/24 ◉作例制作:Ken-1

プラモデルの素材として、今なお人気を誇る「スカイラインターボ Gr.5」。

ここではモデルカーズ vol.297の特集「スカイラインモデリング2021」より、プラモデルビルダーのKen-1氏による、「スカイラインターボGr.5 キャラミ9H耐久仕様」作例を紹介させていただく。

ベースは、最近アオシマより発売されたスーパーディテール(SD)版で、これはかつてのグンゼ産業(現GSIクレオス)による金型を引き取り、アオシマからリリースされている名作キットに、エッチングや金属パーツをさらにふんだんに盛り込んだ商品。

例えばコクピットは、フロアなどすべてのパネルをエッチングで覆うことで、塗装では叶わぬアルミの質感表現を成し遂げることが可能となる。

その他、リアウィングの翼端板、前後フードのキャッチ、ワンアーム式のワイパーなどもエッチングパーツが付属している。

次からは早速、その製作工程をKen-1氏に紹介していただこう。

【写真14点】衝撃のスカイライン・ターボGr.5 作例を見る!

少ない資料からイメージを掴んで再現!



このキャラミ仕様は本戦の資料が極端に少なく、その少ない画像からイメージを掴んで制作しています。

よく見るとキットで再現しているボディ形状とは変更点もあるようで、ヘッドライト横にカバーが追加、ボンネットにダクト追加、左サイドのみリアオーバーフェンダー上のダクト形状が違うようです。

ルーフ上部は、中央にブロック状のものと、両サイドに二つのアンテナらしきものがあるのですが、画像が不鮮明で形状が判明せず今回は真ん中のみ再現しています。

左Cピラー上部にも丸い給油口らしきものがあるのですが、こちらも詳しく判別できず……。

他に、リアオーバーフェンダーのサイドにエアスクープが設けられているのですが、キットでは黒いデカールでの表現となっているので、彫り込んで再現しています。

腰高感を解消したボディ!

ボディ形状ですが、フロント、サイド下側の厚みが足りず、それが完成状態の腰高感につながっている気がします。

さらにCピラーがまっすぐどっしりと角ばっていて、リアから見た時の印象が異なるよう。

これは削り込みとプラ材を追加して修正してみました。

ボディ側ウィンドウ上部の押さえリブはそのままエッチングを被せると浮いたような違和感があるので、下処理の際に削り込んで、できるだけ馴染むようにしています。

と、このように何だかんだと改修を加えた上、高解像度のてんこ盛り(メーカー担当者さんが言うにはこれでも当初の構想より少なくしたとのこと……)のエッチングをいかに馴染ませるかが、ポイントと言えます。

特に内装はパネル面を全てエッチングでカバーし、上手く組み込めば塗装では叶うことのない魅力を味わえます。

とはいえ、各パーツの仮組み確認さえし、指示通り組み込めば少しの摺り合わせで問題なく組み上げられますので、パーツの印象ほど身構える必要はありません。

今回はそれを引き立たせるようにパイピングもしましたが、レーシーな雰囲気が一気に跳ね上がるのでオススメです。

レーシングカーならではの雰囲気!

難関と思ったサイドウィンドウのレギュレーターピラーも、パーツ自体の合わせが良好なこともあり、位置決めだけ慎重にすればスムースに取り付けることができました。

フロントグリルのエッチングはやや飛び出て付いてしまうのですが、個人的にはその方がレーシングカーならではという格好良さを感じたのでそのままにしました。

土台部分をくりぬいて位置合わせしてもいいでしょう。

元が古いキットにエッチングを組み込むと完成時の印象がチグハグとなりがちなのですが、このキットはエッチングの設計がきちっと考えられており、プラのパーツ自体も少ないことから手を入れる自由度が高く、完成時のイメージを抱きながら手を加え進めていくという、モデラーの技術を生かせる魅力がありますね。

皆様も是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか!? (Ken-1)

【写真14点】衝撃のスカイライン・ターボGr.5 作例を見る!

更なるディテールと、製作過程はmodelcars vol.297にて




写真:服部佳弘 文:秦正史

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