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2021.03.22

「フェラーリオーナー」の「豪邸ガレージ」拝見! 「マクラーレン」「ポルシェ」も美術館のような窓のない建物に!?【ガレージライフ】

10年以上も前からガレージハウスに憧れを抱き、理想のカタチを思い描きながら、夢を温めてきたオーナー。

それにも拘わらず、建築家に託した言葉は「お任せします」だった。

クルマが4台格納できること。

駐車場と居住スペースが近づき過ぎていないこと。

どの空間にいても快適さが感じられること。

オーナーのRさんが建築家・藤原誠司さんに伝えた要望はこの3点くらい。

10年以上も前から「ガレージハウス」に興味を抱き、夢を描き続けてきたとは思えないほどリクエストは少なく、まさに“お任せ”だったと笑う。

なぜ、このような思いきった託し方ができたのだろうか。


設計は感性に響く建築家にお任せ!



「まず言えるのは、時間をかけて自分の感性に響くパートナーを探し当てたことにあると思います」

「以前から『ザウス』さんがプロデュースした住宅が気になっていて、その中でも藤原さんの作品に心が動かされたのです」

「藤原さんなら必ずや私の期待を超える住宅をつくってくれると確信したのですね」

「また、私もこだわりが強いほうですから、これまで建てた家には随分と注文を出しましたけれど、結局はプロにお任せしたほうが素敵なものに仕上がる」

「そんな経験則からも、今回は必要最低限の注文しか出さないと決めたのです」

そんなRさんの思いを受け止め、提案されたのが、外から見ると窓が一つもない美術館のような佇まい。

しかし中に入ると、その伸びやかな空間構成と圧倒的な開放感に驚かされることになる。

【写真8枚】美術館のような豪邸ガレージ、室内を拝見!


やすらぎの中庭の役割とは?



リビングを挟むように中庭が2つ。

そこから流れ込む自然光や風が、室内でくつろぐ人をやさしく包み、この上ないやすらぎをもたらしてくれるのだ。

「この2つの庭も役割がそれぞれあって、南側の庭は眺めるためのもの」

「北側のそれは、家族や友人たちと過ごすアウトドアリビングとして設計されています」

「もちろん外からの視線はしっかりと遮っているので、カーテンを開け放して暮らしても、まったく問題がありません」とRさん。

2階の居室も中庭を囲むようにゾーニングされているため、どの部屋も明るく心地いいのだとか。

中庭に佇んでいると、家族が今どこにいるのか雰囲気が感じられるので、安心感が生まれると喜ぶ。


ショールームのようなガレージ!


一方、ガレージは、ショールームのような大空間が特徴の設えに。

木造でこの広さの大空間を実現するために、壁厚や荷重を精緻に計算。

かつデザイン上、美しく仕上がるようにフレームの柱型の位置を調整するなど、徹底的にこだわり、完成させている。

スポットライトによる照明計画もしっかりと行い、床にはタイヤ痕が目立たないようにとグレーの600mm角タイルを敷き詰めた。

「こういった構造設計ができ、建物として美しく成立させられるのも、『ザウス』さんや藤原先生の高いノウハウがあるからこそ」

「やはりお任せしてよかったですね。完成して暮らしてみて、何の不満もありません」

 

ガレージに収まる愛車

2019 Ferrari 812 Superfast

2019 McLaren 720S Spider

2018 Porsche Macan Turbo Performance

2016 Alfa Romeo Giulietta Quadrifoglio Verde

 
ガレージオーナーに聞きました


ここがお気に入り


ほとんどすべて気に入っています。

特に気に入っているのは、外からの視線は遮られているのに、中に入ればものすごく開放的なところですね。

また、中庭からの眺めがとても良く、家のほぼ全室と向き合っているので、すごく明るい。

空間のつながりがいいため、どこにいても家族の気配が感じられるところも気に入っています。


これからの夢

リビング、趣味室、中庭などのパブリックスペースは、家族みんなが楽しめる空間にするのが理想です。

もう一軒建てるなら、パーティースペースとゲストルームを備えた海辺や湖畔の別荘ですね。


読者へのアドバイス

テイストの合う建築家先生を探して、最低限の要件をお伝えしたら、あとはお任せでお願いすることですね。

私の場合、基本設計は当初の提案からまったく変えていません。



建築家からのコメント



株式会社フジハラアーキテクツ 藤原誠司さん

Rさんは、とても感性が豊かな方。

お仕事の関係上、上質さを知るお客様も頻繁に訪れることから、住空間やガレージはもちろんですが、エントランスの設計にもしっかりと工夫を重ねました。

エントランスは一般的な住まいと比べて広く取り、絵画を飾れるギャラリースペースに。大容量のシューズクロークを裏動線に設けることで、エントランスが常にすっきりと片付けられるように仕上げました。

今では広いエントランスに小さなチェアとテーブルを置き、そこで商談することもしばしばなのだとか。

暮らしに合わせ、この住まいを素敵にコーディネートし、使いこなすRさんこそが、この住まいにふさわしい方だと思います。

 

プロデューサーからのコメント


ザウス株式会社 大阪店  原田稔泰さん

Rさんは建築に対する造詣も深く、これまで自宅を建てられた経験もお持ちでした。

それだけに、「どうすれば理想の、素敵な住まいが生まれるか」を知っておられました。

記事の中にも触れられていますが、いい家を建てるためには“任せる”ことがとても大切です。

もちろんお施主様の夢の実現ですから、私共からのご提案は差し上げても、無理やりアイデアを通すことなどはしません。

ご要望はしっかりと反映させていきます。

しかし、詳細の具体的なご要望が多ければ多いほど、バランスよく住まいとして成立させることは難しくなっていきます。

打ち合わせを重ねながら取捨選択をし、最終的には建築家先生のアイデア、感性に委ねるというスタンスを、ぜひお持ちいただけるとうれしいです。



取材協力 / ザウス株式会社 www.zaus-co.com

photo / Kazushi HIRANO(平野和司) text / Shinji YUKI(結城伸士)

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