MOBILITY

2021.04.10

お医者さんの「ガレージ」は「ランボ」に「フェラーリ」! 「プール」と「お立ち台」もあるぞ! 【ガレージライフ】

ランボルギーニ・アヴェンタドールLP700-4がお立ち台に佇む!

クルマを複数台所有するオーナーにとって、愛車をどのように保管するのかは大きな問題である。

ここで紹介するA邸は、いわばセカンドガレージ。美しいプロポーションのクルマを、美しい環境で保管するためのガレージである。

スタイリングのよいクルマを収める、リゾート感あふれるラグジュアリーな空間だ。

ガレージに佇むジャガーEタイプにランボルギーニ・アヴェンタドールLP700-4、フェラーリ・マラネロ。この3 台に共通しているのは、それらが"魅せる"クルマであるという点だ。

ガレージのオーナーであるA氏は、「美しいプロポーションのクルマが好き」であるという。

このガレージは、そうしたプロポーションの美しい〈魅せる〉クルマが映えるように工夫が凝らされている。

【写真16枚】豪華! お医者さんのガレージを拝見!

いくつものガレージを所有

細かいガレージの仕様について述べる前に、まずはこのガレージの経緯からはじめよう。

複数台のクルマを所有するA 氏は、自宅だけではすべてのクルマを収容できず、ここで紹介するガレージのほかにもいくつかのガレージを所有しており、愛車を分散して保管しているという。

このガレージは、とある建物の地下1階にあるガレージ。

もともともは中古物件だったという。A氏によると、前オーナーはガレージには無頓着だったようだ。

床はコンクリートをグリーンのペンキで塗装しただけの、殺風景なガレージというより駐車場であったそうだ。

そこで、A氏はガレージを大幅にリニューアル。

床はスロープ部分とシャッターの内側の駐車部分とを別の素材のタイルを敷き詰めることにした。黒御影調タイルはクルマの映り込みを意識して選択。

床に反射するクルマの姿は、狙い通りに美しい。壁はストーンタイルで統一し、リゾート感が演出されている。

これら床や壁のタイルは、プロの業者に貼ってもらったそうだ。

ガレージ内の壁に設けた木製のルーバーは、A氏自身のアイディア。

このルーバーが、実はクルマのボディラインを際立たせる効果を持っている。ルーバーから漏れる間接照明の灯りがクルマのボディに映り込むと、ボディラインがさらに強調されるのである。

直線であるはずのその光が、マラネロの優美なボディの曲面にあわせてゆらゆらと反射する様は、なんとも妖艶である。

床面のタイルにクルマの姿を映し込んだり、間接照明を上手に利用してクルマを美しく見せる手法は、外光が届きにくい地下のガレージであるという立地条件を逆手にとった演出といえるだろう。

ただ、黒御影調のタイルはクルマの映り込みが美しい反面、汚れが目立ちやすいので手入れが大変とのことだ。

プールサイドにお立ち台!?

美しく愛車を見せるための地下のガレージの隣には、"お立ち台"とA氏が呼んでいる、プールサイドからクルマを愛でることができるスペースが用意されている。

場所はとあるバイパス沿いなので、この場所に停めてあるマラネロや写真のアヴェンタドールの姿を見たことがある人もいらっしゃるかもしれない。

そのバイパスから仰ぎ見る光景は、まさしく"お立ち台"と呼ぶに相応しい。

A 氏は、「クルマを美しく保管して見せるガレージはあるけれど、クルマを見せるためのステージをつくりたかった」そうだ。

そして、この発想には、ペブルビーチのコンクール・デレガンスが元にあったという。

このようなわけで、A氏は、ひとりでクルマを眺めるのではなく、友人たちとクルマを愛でるために、プールサイドにこうした演出を行ったそうだ。

実はこの場所、別荘ではなく、マルチスライスCTとCアームを完備したハイブリッドオペ室や高気圧酸素治療室を導入した、最新のデンタルクリニックだ。

これだけを文字で読むとなんだか緊張してしまいそうだが、太平洋の海原を眺められる診療室ならば、リラックスして治療を受けることができそうだ。

いまはまだ学会の発表会や講演会で招いた方たちとしか、この"お立ち台"の眺めを愉しんでいないそうだが、そのうち、クルマ好きの仲間を集めて、"お立ち台"のクルマを愛でたいそうである。

【写真16枚】豪華! お医者さんのガレージを拝見!


【ガレージライフ】

photo/Takeo-SAGA(嵯峨赳夫)  text/Yoshihiko-NISHIYAMA(西山嘉彦)

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