MOBILITY

2021.04.13

懐かしっ! 「ケンメリ」4ドアに「エアロディスク」と「四角ライト」の箱絵仕様だぞ! 【モデルカーズ・チューニング】

●ケンメリ スカイライン ●フジミ『インチアップディスクシリーズ』●builder:鵜飼 誠

1980年代中盤にスタートしたフジミのプラモデル「インチアップディスクシリーズ」。

そのNo.5として登場したのがケンメリだった。

他の車種がGX61を筆頭にウレタンバンパー世代だったのに対して、ケンメリとハコスカは明らかに旧車で異色。

エアロディスクホイールもシリーズ名に合わせて無理矢理履かせたような印象があった。

【写真16枚】ケンメリの超レアな箱絵仕様を拝見!



上は今に息づくフジミのインチアップディスクシリーズの元となる『ハの字シャコタン』シリーズの箱絵。

特徴的な角目(箱にはセドリック用と書かれている)とブラックアウトされたバンパーやモール類、ナックルラインは描かれているが、ホイールは深リムのゴールドメッシュでエアロディスクは装着されていない。



続く『インチアップハの字』の箱絵でついにエアロディスクを装着。

その後の『インチアップディスクシリーズ』No.5でチンスポとリアウィングが装着される。



子供心に目に焼きついた、ちょっと薄気味悪い、箱絵仕様のヨンメリ。

今回は『インチアップディスクシリーズ』を製作することにする。

 
「シャコタン」っぷりを再現!

まずはあのシャコタンっぷりを追求する。

今や接着剤やプラスチック用のノコギリ、便利な道具がたくさんあるので、わりとあっさりと思った場所にタイヤを持っていけた。

そしてタイヤもまた良い。

しかし、車高は決まれど「何か違う感」が募る。

そう、お約束の共通板シャシーを収めるためか、ボディ下部の絞り込みが足りず、なんだか四角いのである。

ならばと、裏にプラ棒を貼って、表からゴリゴリと削り込んで下半身に丸みをつけてやった。するとどうだろう、驚くほど僕の好きなヨンメリの姿になった。

この箱絵仕様、実は当時からしても違和感アリアリだった。

一番の要因はホイール。

皆無とまではいかないまでも、 1980年代前半、エアロブームの時分にあったとはいえ、空力ウンヌンに縁遠いケンメリにエアロディスクを履くのは明らかにミスマッチだった。

それは箱の変遷を見てもらえればお分かりいただけるが、フジミの社内都合が産み出した、現実とは関係のない仕様だったのである。

でもそれを分かっているからこそ、限りなく箱絵に近づけたくなるのだ。

かくして出来あがったのが、ご覧の作例。

完成してみると作者としては近年稀に見る満足感を得ることができたが、おそらくこれをみた読者諸兄の多くは「?」だろう。

でも、まかり間違って「ビビビ」と来てしまった方は、フジミのヨンメリの箱を持ってレジへ向かっていることだろう。

【写真16枚】ケンメリの超レアな箱絵仕様を拝見!

modelcars tuning 其の参

文:鵜飼 誠 写真:服部佳弘

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