LIFE STYLE

2021.04.20

可愛すぎる! 8匹の「保護ねこ」と暮らす画家・樋口佳絵さんのアトリエを拝見! 【ねこ】

アトリエでのびのびと暮らす、8匹のねこたち!

杜の都・仙台を拠点に活動している画家の樋口佳絵さん。

一軒家をご自身でリノベーションしたアトリエ兼ご自宅でともに暮らしているのは、8匹の保護ねこ。

室内には可愛らしい作品とともにねこたちが気持ちよさそうに過ごしています。

「サッカーチームの人数にならないように気を付けています」と、明るく迎え入れてくれた樋口さん。

保護ねことの暮らし、作品を手がけている様子などを取材させていただきましょう。

【写真27枚】個性的な8匹のねことオシャレなアトリエを拝見!

樋口さん流、保護猫との向き合い方

「幼少期から実家では犬やねこと暮らしていました。だからありがちな話なんですけど動物は好きでした。

当時は外には出さず、室内で一緒に暮らしていました。

ただ庭にはさまざまなねこが来るような家で、かわいいからと餌をあげたりしていたのですが、突然来なくなったりするねこもいました。

中には庭に置いてあった箱の中で亡くなったりする現実を経験し、ただただ親切心で餌をあげていてもダメなんだなと思いました。

そういった体験が今のTNR(地域猫活動)へ心が動いた要因でもあるんです。

今、8匹のねこが一緒に暮らしています。少し前までは野球チームと同じでした(笑) なんて言っていましたが、現在は8匹です。

白黒ぶちのメグちゃん(メス)は10歳、シャムミックスの福助くん(オス)も10歳。

多分10歳くらいだと思う茶トラのゆずちゃん(メス)、9歳前後のキジ白の染千代ちゃん(メス)、同じくキジ白のこつぶくん(オス)は7歳、キジトラの春太郎くん(オス)は6歳。

三毛のゆべしちゃん(メス)は5歳、同じ5歳でサビのラズベリちゃん(メス)、そして2018年10月に天国へ旅立ったキジトラののし子ちゃん(メス)はお婆ちゃんでした。

のし子はうちの庭にふらりと現れ餌をあげていましたんです。

不妊手術後に7年くらい庭でお世話をし、年老いて性格が丸くなり、やっとのし子にお許しをもらって1年半前からおうちで暮らすようになったねこでした


ねこを描くのを避けていた時期も



「ねこを描くことが作品的に甘いも感じになってしまうと思っていた時期があったんです」と樋口さんは続けます。

「実はねこを描き始めたのはごく最近なんです。それまではねこを描くことに対して、ファンシーというか甘いイメージがありました。

どうしてもねこが好きだと絶対にそうなっちゃうと思っていて、自分の中では照れるような気持ちが強くありました。

私の作風は、人物を描く作品が中心で、学生時代はアッサンブラージュの先駆者の一人であるジョセフ・コーネルに憧れていたんです。

そんな中、3,4年前に地元のギャラリーで自画像を描く企画があり、私という人間の自画像を描くなら絶対にねこも必要だと、描いてみました。

実際に描き終えてみたら、『描けちゃった』という感じです(笑) 

そこからは里親になっていただき、ご縁のあった盛岡のカフェで展示をすることになったり、ねこを擬人化したような作風も描くようになったんです。

今後もギャラリーやカフェなどで個展をしつつ、ねこにまつわる制作や数年前から始めたチャリティー活動も展開していきたいと思っています。

また、以前お受けした絵本の仕事がとても面白かったので、またできたらいいなとも。絵本は手に取る人も多く、小さい時に読むので影響力もあります。

私の作品は比較的ぼんやりとした作風なので、読み終えた後、ふわっと何かが伝わるような絵本を作ってみたいと思っています。

今は8匹と暮らしているのでこの子たちとの時間を大事にしつつ、制作活動をしていきたいと思っています」

TNR(地域猫活動)とは!?

樋口さんが行っている活動の一つはTNR(地域猫活動)。

ご存知の通り全国的にも広まっているこの活動に早くから注目してきた樋口さんの、もう一つの活動は周知活動“cat & dog & me”。

どちらも大前提として、ねこ目線で幸せを考えて行動することだといいます。

前述のTNR とは『T=トラップ(捕獲・保護すること)』『N=ニューター(不妊手術)』『R=リターン(戻す)』です。

その地域に住むノラネコにとって過ごしやすい環境を作り、地域と共存する活動です。ただそこには注意しないといけない点もたくさんあるといいます。

「私はあまり人と接するのが得意なほうではないので、地域に住む餌やりさんとのコミュニケーションが難しいと感じていました。皆さんそれぞれの愛情を持ってねこと接しています。

だからこそ意見を持つ人同士のコミュニケーションは非常に難しく繊細になります。

ただ皆さん、ねこの幸せを願って行っている活動なので、だからこその葛藤が生じてしまいます。

そんな経験もあって私はもう一つの活動である“cat &dog &me”を始めました」

絵の力を使って違う目線の人たちにも伝えたい

「自分がねこの保護と譲渡、不妊手術などを手伝っていく中で感じたことはいくつもあります。

まだまだたくさんのねこが、幸せを待っているという現実もあります。

だからもっとたくさんの人に『猫や犬が大変な状況に置かれてますよ、人の都合で困ってますよー』ということをお伝えしていきたいのです。

何が問題で、どう解決へ向かえるのかを伝えられ、少しだけでも力を貸してもらうことができ、日々考えたりする人の数が増えたなら、この問題は大きく良い方に向かうはず、と思っています。

勝手かもしれませんがそんな気持ちが強く、作家であることを活かし、フリーペーパーを制作し周知活動もしています。

また、保護活動にはやはり資金が必要ですので、シェルターやTNR 活動への支援ができたらと、イベントも企画しています。

友人知人の作家さんやショップのお力を借り、チャリティー販売の売り上げを寄付をしたり、またお知らせのきっかけになればと思っています。

私一人では微力ですが、友人たちや自治体の方などとも協力して今後も進めていきたいなと思っています」

【写真27枚】個性的な8匹のねことオシャレなアトリエを拝見!

ねこ NO.109

写真/ 伊藤美香子  文/ 伊藤努

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