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2021.05.17

ブッ飛んだ!「独立系雑誌」を探すなら! クラフトビール系「自費出版」紹介メディア 『IPA』

全国出版協会の調査によると、紙の出版物の売り上げ規模は、1996年の2兆6563億円をピークに右肩下がりを続け、2020年には半分以下の1兆2237億円となっている。

出版不況と言われて長いが、意外なことに人々が文字に触れる総量は増えているそう。

だから出版不況の原因は、みんなが文字を読まなくなったということではないらしい。

新聞や雑誌を読んでいた代わりにWEBメディアが増えたこと。

また、ブログ、SNSといったデジタルコンテンツから情報を得るようになったのが、出版不況の大きな原因というわけだ。

しかし一応出版業界にも嬉しいニュースはあって、電子書籍は右肩上がりの成長カテゴリー。

電子書籍元年と言われた2010年から時を経た2020年、その推定販売金額は3931億円を突破。

前年比28.0%増と急成長中だ。

ちなみに出版市場全体における電子出版の占有率は、24.3%と過去最高になった。

じゃあ今後、出版業は電子書籍だけで生き残っていくのか? というと、そうも言い切れない。

コンテンツを研ぎ澄まし所有したくなる、紙媒体ならではの魅力が、そうはいっても残っているからだ。

【写真7枚】個性的、独立雑誌と書店も楽しいぞ!

本の最先端はデジタルじゃなくて紙にあり!


独立系旅雑誌「LOCKET」。旅雑誌ながら場所で特集を作るのでなく「朝日の光源」、「コーラ」などのテーマを軸に、世界や日本各地を取材している。

 今、本好きを中心に少しずつ話題になっているのが、全国の書店に本を届ける“大手流通にのらない” 自主出版物。

自主出版物と聞くと耳慣れないが、要はミニコミやリトルプレス、同人誌、ZINE、インディペンデントマガジン、フリーペーパーといった、少人数や個人単位で作られている紙媒体のこと。

これらの本は独立系の書店や蔦屋書店のようにセレクトにこだわっている書店で販売されていて、いわゆる出版社で作られる本・雑誌とは一味違う魅力を放っている。

その特徴は、商業ベースでは取り上げないようなマニアックな内容について書かれていたり、その出版者ならではの切り口が面白いこと。

一度知ったら、ヘビーな雑誌好きはもちろん、普段雑誌に興味を持たない人までハマっちゃうはず。



都立大学駅近くの書店、SUNNY BOY BOOKSが発行しているリトルプレス「SUNNY」

今の時代、人が自己表現や意思表示、創作活動としてYoutubeやTiktokで動画をアップする人もいれば、Sound CloudやPodcast音楽を配信する人もいる。

自主出版物はそれらのデジタルツールが紙になっただけで、「雑誌や本」を通じて思いを表現しているというわけだ。

デジタルに比べれば実際のモノを買わなければならず、読むまでのプロセスが必要。

加えて物によっては数十部単位でしか作られないものもあり入手難易度も高い。

しかし、その「手間がかかる」というのは人を惹きつける一つの要員でもある。

なんでも手に入れられるこの時代において、その不自由さと付き合いながら書店で宝探しをする喜びは何ものにも変え難い。

自主出版物はメディアでありながら、体験を与えてくれるエンターテイメントなのだ。

インディーズの雑誌・本まで導く水先案内人「IPA」




 さて、ここからが本題。

何千何万とある本の中から、自分の感性で本を選ぶのは楽しいものだが、時にはどんな本があるのか紹介してくれるナビゲーターがいたら頼もしいと思わないだろうか?

今年5月に登場した「IPA (アイピーエー)」は、大手商業流通にのらない雑誌や本を紹介しているウェブメディア。

メディアによるメディア紹介という変わったカタチだが、だからこそ考察が鋭く、雑誌の内容がわかりやすく紹介されている。

特にIPAが熱を上げて取り上げているのはインディペンデントマガジン。

最近では有名雑誌の編集者が独立し、自分で小さな出版社を立ち上げて雑誌を作っているというケースも増えていて、雑誌としてのクオリティが高いのはもちろん、大手出版社では行われない試みを自由に取り組んでいるという。

IPAは今年中にインディペンデントマガジンの雑誌を出すそうで、その足掛となる、編集者へのインタビュー記事も見応えあり。

また、自主出版物を取り扱う書店の紹介など、自主出版物ファンが楽しめるコンテンツも充実している。

今後はリトルプレスやZINEのプラットフォームとなれるようサイトを整備し、読者や出版者がオススメの本を投稿できるように準備をしているという。

個の時代と言われている昨今、面白い本が増えることによって紙媒体の良さが見直され、業界全体が活性化されるかもしれない。

読者の皆さんも「IPA」から最先端の雑誌や本をチェックして、時代を先取りしよう。

 
http://ipa-mag.jp/

Instagram:@ipa_magazine

Twitter:@IPA_mag

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