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2021.06.04

「フェラーリ」オーナーの「豪邸ガレージ」拝見! 「フェラーリ458スパイダー」が鎮座する「プール」付きガレージ。【ガレージライフ】

ご夫妻の趣味である油絵と、ガレージの中には黄色いフェラーリ458スパイダー。

フェラーリ最後の自然吸気V8エンジンを搭載した「フェラーリ458イタリア」のオープンモデル「フェラーリ458スパイダー」。

今回紹介させていただくガレージは、そんな「458スパイダー」を格納する、特別なガレージハウスである。

デザインを手掛けたのは、海外をはじめ、国内の建築アワードを獲得する『アドヴァンスアーキテクツ』。

同社は、秀逸なデザインと、地球環境への配慮、住みやすさを調和させた建築で知られているが、ここでは、施主のSさんがどのように希望のガレージを実現したのかを紹介させていただこう。

ガレージ建築のきっかけは安藤忠雄さん?

兵庫県神戸市。普段、大阪まで通勤するSさんは、今から5年前に景色を楽しめる小高い開発地の分譲していた土地を手に入れる。

なんと、そのきっかけは世界的な建築家である安藤忠雄さんと知り合いになったこと。

その後、彼の作品を見に行ったり、本を読んだことがきっかけで建築に興味を持ったという。

それまで住んでいたマンションのリフォームや勤務先の新築なども経験し、初めて戸建てに住んでみたいと思うようになったのだそうだ。

自分の感性にあった建築事務所を探してみたいと調べてみたところ、大阪や兵庫で注文住宅を手掛けている『アドヴァンスアーキテクツ』松尾社長の建築デザインに心を奪われた。


【写真13枚】フェラーリとプール! 豪邸ガレージを拝見!

眺望を生かした設計に!

事務所にアプローチしてみるとクルマが好きなことや、趣味趣向がSさんに近いところ、そしてデザインのこだわりがSさんの感性と合致すると確信。

この事務所であれば要望に応えて理想のガレージハウスが建てられる、ということを直感し設計の依頼をしたという。

建築事務所では、Sさんが購入した130坪の土地は小高い丘にあり、いかにこの場所で最大の空間と眺望を活かせる建築が建てられるかがテーマとなった。

Sさんは今まで暮らしていたマンションでは得られないことをテーマに掲げた。

プールを造作してエクササイズが楽しめることや、ガレージがあり愛車・フェラーリ458スパイダーを収めること。

そして奥様のための広いアイランド型キッチンが要望としてあり、デザインを優先させた居心地のいいスペースがほしかったという。

また、デザインに優れた輸入家具を入れたかったため、大きな空間というのも要望の一つ。

海外の住宅のようなイメージを設計士に伝え、その要望に応えたのが設計チームであった。

ファーストプランはSさんがラフスケッチを描き、設計チームで図面に落とし込んだ。

Sさんの好きなもの、嫌いなものを理解して必要なものを提案。素材選びはSさんの好みを理解した上で提案し、多彩な素材を取り入れながらデザインし、テクスチャーを活かす打ち合わせが実に35回行われた。

プールは『アドヴァンスアーキテクツ』の造作によるもので、ライティングなどに配慮。壁面を抜くことで夜景を楽しめるようにしている。

油絵を楽しむスペースも!

ガレージには、最後のNAエンジンを搭載したフェラーリ458スパイダーを格納するほか、もう1 台入るように設計。仕切りをあらかじめ設けて部屋として使用ができるように埋め込み式のスマートな空調を完備。

リビングからクルマが眺められるようにしたが、スイッチ1つで目隠しができるような装置も導入している。現在は週末に乗るためクルマは奥に格納し、油絵を夫婦で楽しむためのスペースとしても活用している。

2階はシンプルな構造として、まるでブティックのようなスペースを提案。

ライティングができるクローゼットには今までの思い出の洋服が収まっている。

ご主人の寝室横にはジャグジーを設計。奥様の部屋も用意するなどまるで1つの空間として繋がっている動線としている。

大きなカッシーナのソファが中央に配置され、ワインが楽しめる空間に。もちろん格別の夜景がプール越しに楽しめる特別な空間だ。

空間を美しくシンプルにするため配線はすべてまとめられ、細かなところもすっきり収まるようにデザイン。

パウダールーム、バスルームは国内メーカーを採用し利便性も追求。

隠し扉を採用して美しさを追求した住まいは景色、エクササイズ、そして音楽までが楽しめる家として2020年11月に竣工した。

アイランド型キッチンではご夫婦で料理をすることが多くなり、豊かな生活を楽しんでいる。

3年半かけて楽しく打ち合わせをして、竣工を迎えたS邸は要望をすべて叶うことになり幸せで満ち溢れていた。

Sさんはこの自邸を良いものにするために書物を読んで研究し、設計チームと一体となり造り上げたという。

まさに尽力して成功を導いた、そんなガレージハウスなのであった。


【写真13枚】これぞ贅の極み。美しく、余裕のある空間デザイン


Owner’s Check

・ここがお気に入り

ドイツ製ジーマティック製アイランド型キッチンを導入。二人で料理を楽しむ時間が増えて、仕事とのバランスも再考するようになった。

・ちょっと失敗

夜はやや暗く感じたので、ライトを追加するなどして対応いただいた。

・これからの夢

テスラ製スポーツカー、EVを導入してみたいという願望もある。


Comment from a Builder

アドヴァンスアーキテクツ株式会社 松尾享浩さん

縁があって今回はS邸を設計させていただきました。当初からほしい家のイメージが決まっていたので、サポートする形になりました。プールなども自社で設計から担当したことでコストを抑えることに成功しています。

隣接する家との視角をつくるために輸入したオーニングを設置するなど提案させていただきました。家具が収まり、より理想の家になったかと思います。

いっしょに意見を交わしながら完成させたガレージハウスは、眺望も素敵で最高のものになりました。


アドヴァンスアーキテクツ株式会社

兵庫県芦屋市大桝町4-20-1芦屋セントラルビル2F  
Phone:0120-926-612

https://www.advance-architect.co.jp/


Planning Data

施主:Sさん
構造:木造SE構法
外壁仕上げ:タイル張り
内装仕上げ:クロス、タイル張り
敷地面積:429.69㎡
延床面積:239.51㎡
ガレージ面積:41.41㎡
愛車:2014年式フェラーリ458スパイダー ほか

ガレージのある家 vol.46

photo / Keigo KIMURA  text / Jun ISHIHARA(石原 淳)

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