LIFE STYLE

2021.06.07

靴工房の「ねこ」! 名前は「くるり」と「もっぷ」!? 革製の軽くて安全な「首輪」も必見!【ねこ】

窓辺で寝ているのはねこの「もっぷ」です!

心地よい陽射が差し込むこちらのアトリエ。

ワニで釘を打つ音が響く工房ですが、隣の部屋にはすやすやと眠るねこの"くるり"がいました――。

「自分らしく好みの靴を作りたかったから立ち上げました」と語るのは『s.k.bench-made boots maker.』のクラフトマン・カザワサキエさん。

グラフィックデザイナーとして活躍していたカザワさんが一足一足靴底を手で縫い上げるハンドソーンウェルテッド製法で靴を作り始めたのは2009年頃。

現在は築40年の一軒家の住居兼アトリエを構え、オーダー靴の製作や靴教室を開いています。

また時を同じくして里親募集サイトで運命のねこに出会うことに!

アトリエに迎え入れたのは人懐っこい性格のくるりです。

【写真22枚】激カワ!  "くるり”と“もっぷ”を見る!

「一軒家に引っ越したら絶対にねこと暮らそう、と考えていました」

「不思議な出会いでした。里親募集サイトから引き取ったのですが、どんな性格か、掲載されていた写真がとても小さく顔もあまりわからないままこの子だと思い受け入れることにしたのです。

初めて自宅に連れて来た時、バッグから出してあげると、くるりくるりとダンスをしたように見えました。

また後日そのバッグをみたらくるりんバッグと表記されていました。これはもう運命だと思いくるりと名付けました。

もちろんミュージシャンのくるりも好きなので、3つが重なった感じです。

くるりは基本的に人懐っこく日向ぼっこが大好きです。出窓や陽があたる場所で毎日過ごしています。

靴教室の生徒さんたちにも慣れ、今では人が来ると玄関まで迎えに来てくれる愛されキャラ。

もう1人の子、"もっぷ"も里親募集サイトからになります。受け入れる際、里親さんが“もふ”と呼んでいました。

くるりと同じ文字数、3文字の名前にしたくて間に『っ』を入れてもっぷとしました。

ただもっぷはくるりとは正反対の性格です。

身体が小さく臆病な性格なので、人が来るとベッドに潜り込んでしまいます。人が来ても出てくることは一切ありません(笑) だからこそ2人はお互い良い距離感で一緒に過ごせているんだと思います」

くるりともっぷ、お互いを尊重する関係性

くるりともっぷが暮らす一軒家はどの部屋も洗礼された家具が配置され、素敵な空間になっています。

元々デザイン関係の仕事をされていたとのこと。

「幼少期からデザインやものを作ることに興味がありました。

グラフィックデザインの道に進んでいたのですが、33歳のころ、足と靴づくりの学校に通い始めたのが靴をづくりを始めたきっかけになります。

履きやすくても野暮ったいデザインの靴が私自身好きではなく、カジュアルになり過ぎないスマートな靴が好きでした。

しかも自分の足にあった靴。まずはオートペディシューテクニック(ドイツ整形靴)を学び、次にヨーロッパの伝統的な靴の製法、ハンドソーンウェルテッド製法を学びました。

靴の製作のほかに教室も開いています。1レッスン2〜3名ほどの靴製作教室です。

革のイメージだとどうしても男性の生徒さんが多いと思われがちですが、うちの教室は女性の生徒さんも多く通っています。

靴づくりは力も使うし、とても大変で地味な作業の連続です。

初めて見るような特殊な工具もたくさん使用します。でも、コツを掴めば力のない女性でも立派な靴が作れるようになりますよ。

【写真22枚】ねこ用の安全な首輪も必見!

また、靴だけではなくねこ用の首輪を販売しています。

靴づくりで残った革などを利用していまして『schelm』というブランド名です。

ねこの負担にならないよう軽くて極力シンプルなつくりの首輪です。

万が一、引っかかってしまっても首からすぐに外れるよう、安全なセーフティバックルを使用しています。

ねことの暮らしから生まれたアイテムといっていいかもしれません。

現在はインターネットを窓口として靴のオーダーを受け付けたり、ベビーシューズに関しては通販も受け付けています。

将来的にはわかりませんが、当面はこのスタイルのままねこと共に暮らしながら仕事を続けていきたいと思っています。

離れたらねこたちも寂しがるだろうし、彼ら以上に私がねこ不足で泣いてしまうでしょう(笑)」

s.k.bench-made boots maker.

履くほどに愛着が湧く、ショートブーツをメインに製作するブランド。
各人違う足を細かく計測して木型から修整、仮縫い靴の試着を経て完成へと至る、フルオーダー靴を製作する。
また1レッスン2~3人と少人数制小さな教室を開催し、じっくりと靴づくりの魅力を伝えています。

https://www.aldolfo.com
https://www.instagram.com/rollo_shoegazer

ねこ no.110

写真:伊藤美香子  文:伊藤努

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