LIFE STYLE

2021.08.09

涼しい水景を再現! 「スギナモ」はマニアにはたまらない魅力の水草!【アクアスタイル】

熱帯魚などの水槽飼育が趣味の方は、フィールドで観察した生物などが自分でも飼育可能かを知りたくなってしまうものだ。

もちろん、条例などで採集禁止のものは絶対に採集してはならないが、そうでないものなら飼育したくなってしまうのがアクアリストだろう。

「現地を再現してみる」これもアクアリウムの醍醐味の一つなのである。

もし、飼育を断念したとしても、近縁の種類を飼育する際にとても役に立つ情報なので、しっかりと観察することはとても大切だ。

今回紹介する「スギナモ(Hippuris vulgaris)」は、水槽育成にあまり適さない水草であるが、我が国にもこんな魅力的な有茎草があることを知っていただきたい。

スギナモは本州中部以北に分布する、冷水域を好む水草である。栄養価の低い冷水を好むことから、環境の指標性を有している。

水中葉と水上葉ではかなりの違いが見られ、硬い水上葉は垂直に伸びていく。水中葉は流水だとバイカモのように流水にたなびいて伸びていき、比較的流れが緩やかだとルドウィジアのレッド・ピンネイトのような姿を見せてくれる。


【写真2枚】水中葉、水上葉の違い

自生地を訪れて、美しい湧水にたなびくスギナモを見てしまうと、なんとか水槽で再現したくなってしまう。

クーラーに流水を作り出すポンプ……かなり大変そうだが、試してみる価値はありそうだ。それくらい美しい水草である。



佐々木浩之

水生生物を中心に撮影する動物写真家。おもに淡水魚をメインに撮影を行っている。また、幼少からバスフィッシングを趣味とし、ブラックバスとその周りの生物や水草の水中撮影をライフワークにしている。



アクアスタイル vol.7

写真・文:佐々木浩之  協力:戸津健治(アイテム)、藤川清(アイテム)

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