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2021.07.07

「ブガッティ」がEVベンチャー「リマック」と強力タッグ!その名も「ブガッティ・リマック」【Eマガジン】

リマック「ネヴェラ」とブガッティ「シロン」

ポルシェAGと、クロアチアの電気自動車会社である「リマック・アウトモビリ」は、ブガッティを組み込んだ合弁会社を設立することに合意した。リマックがブガッティをフォルクスワーゲングループから買収して、新EV会社「ブガッティ・リマック」を設立した形だ。

ポルシェの取締役会会長であるオリバー・ブルーメ氏と、リマックの創業CEOであるマテ・リマックはそれぞれの契約書に署名し、新しいハイパーカーメーカーの名称「ブガッティ・リマック」を発表した。

この合弁会社は、リマックの本拠地に近いクロアチアの首都ザグレブに本社を置き、複数の国の独占禁止法規制当局の事前承認を経て、2021年第4四半期に設立される予定だという。合弁会社の株式はリマックが55%、ポルシェが45%を保有する。

ポルシェはまた、リマックの24%の株式を直接保有している。ブガッティは、現在の所有者であるVWグループから合弁会社に加わり、その後、株式がポルシェに譲渡される形をとる。ブガッティ・リマックは、ブガッティとリマックという強力なふたつのブランドのDNAを融合し、協力して顧客と従業員のための魅力的な自動車会社を創っていく。

オリバー・ブルーメ会長は、「私たちは、ハイパーカービジネスにおけるブガッティの強力な専門知識と、E-モビリティの分野において非常に有望なリマックの驚異的な革新力を融合します。ブガッティは伝統に富んだブランド、アイコニックな製品、忠実な顧客基盤、そしてグローバルなディーラー組織を合弁会社に提供し、リマックはテクノロジーに加えて、新開発と組織的アプローチを提供します」と語る。


【写真4枚】ブガッティ「シロン」とリマック「ネヴェラ」


ブガッティとリマックのブランドは、新会社の傘下で「ブガッティ・シロン」とフル電動の「リマック・ネヴェラ」の2つのハイパーカーモデルをはじめに生産する予定だ。

さらに「ブガッティ・オトモビルS.A.S.」は新しい合弁会社の中に存続し、今後もすべてのブガッティモデルは、フランスのモルスアイムにあるブガッティ工場で生産されるという。この生産施設の完璧主義とデザイン、職人技の分野での卓越性は世界的に有名であり、ブガッティモデルの共同開発が、長期的には計画されている。

マテ・リマックCEOは、次のように述べる。

「本当にエキサイティングな瞬間です。リマック・アウトモビリは急成長を遂げてきましたが、この合弁会社は当社をまったく新しいレベルに引き上げます。ブガッティとリマックは互いに完璧に適合しており、どちらも重要な目的達成に貢献します。

私たちは電気技術業界パイオニアとしての地位を確立しており、一方のブガッティは一世紀以上にわたるトップクラスの自動車開発の経験を備え、自動車業界の歴史の中で独自の優れた伝統をもたらします。将来的に非常に特別なプロジェクトを実施することを目標に、知識、テクノロジー、資産を結集します」


また、ポルシェは3年前すでに、リマックとのパートナーシップを成功させている。

「この合弁会社は、戦略的な投資チェーンの暫定的な集大成です。私達はすでに2018年にリマックの最初の株式を購入し、それ以来、継続的に株式を増やしてきました。私達はマテと彼の革新的なチームと早い段階で緊密な関係を築き、このようにしてその恩恵を受けています。

リマックは、そのノウハウによって、私達がエモーショナルで重要なブランドを未来に巧みに導くのを助けてくれるでしょう。多くの課題にもかかわらず、この合弁会社を実現できたことを非常に誇りに、そして嬉しく思います。今日は、ブガッティとリマック、ポルシェ、そしてフォルクスワーゲングループにとっても良い日になりました」と、財務執行委員会のメンバーであるルッツ・メシュケ氏は述べている。

ポルシェは、戦略的パートナーとして合弁会社で強力な役割を果たす。オリバー・ブルーメ会長とルッツ・メシュケ氏(ポルシェAG財務およびIT担当の取締役会副会長も兼務)は、ブガッティ・リマックの監査役会のメンバーになり、マテ・リマック氏が合弁会社のCEOにも就任する。合弁会社設立時の従業員数は、ザグレブの本社に約300人、モルスハイムのブガッティ拠点に130人の合計約430人となる。


【写真4枚】自動車業界と電気技術業界のトップクラス同士の技術が集結した「ブガッティ・リマック」


https://www.porsche.com/japan

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